お題
新弾のドラグイノセントで最大12枚まで進化元が入るようになったダーウィンの構築をお願いします どちらかといえばテンプレファンデッキ寄りかとは思いますがよろしくお願いします
https://odaibako.net/detail/request/5d386578-2b9e-42ef-8c01-e1ffa5fd442d
たとえありふれたアイデアだったとしても、きちんと形にできている人がいなければテンプレではない。
デッキレシピ
- コンセプト:B
- 完成度:A
- デッキパワー:B
- 思い入れ:B
要素がギッチギチ。
以前の《式神イノセント》の構築はこちら。
キーカード解説
"イノセント"カード
どんな種族の進化クリーチャーにもなれる"イノセント"能力。 DMPP-01《無垢の宝剣》、DMPP-06《式神イノセント》、DMPP-08《無頼剣兵ドラグイノセント》の3体が実装されている。
夢を見させてくれる能力ではあるのだが、 ことデュエプレにおいては"イノセント"能力のカードはかなり使い辛い。 一応、「進化クリーチャーの数に対して"イノセント"が足りない」という問題の一つは、 《ドラグイノセント》の登場で解決しつつある。 しかしながら、「もっと優秀な進化元がいる」「"イノセント"に頼りたい進化クリーチャーがいない」という根本的な問題は、今も残ったままだ。 この辺は以前組んだ《式神イノセント》の時に詳しく説明している。
合理的なデッキを追求するのは、正直難しい。 今回は、ダーウィンというギミックを楽しむという精神を優先して組むことにした。
発想自体は平凡なダーウィンデッキだが、 カジュアルマッチの遭遇率はかなり低い部類である。 "イノセント"の使い辛さのせいで、構築をまとめるのが難しいからだと思う。 こういう構築に折れる人が多いコンセプトというのは、個人的には心が燃える。
またダーウィンに関して言えば、どの進化クリーチャーを積むかで方向性がだいぶ変わってくる。 出発点が凡庸であっても、完成形やプレイングには個性が出るのが良い所だ。
構築解説
ダーウィンで一番大事なのは、使う進化クリーチャーを決めること。
欲を言うなら、8~10コストの重量級進化をぶっ放していきたいところである。 しかし、重い進化クリーチャーは出すまでにかなりのリソースを割かれる。 "イノセント"カードにはブーストもドローもついていないため、そこまで繋ぐこと自体が難しい。
さらに、重量進化は出せたらその1匹でゲームが片付いてしまうことが多い。 ダーウィンがやりたい所である、進化クリーチャーを2体以上出す展開にはなりにくいのが現実だ。
ということで、出す進化クリーチャーは5~7コストの中型に絞るのが良いと思う。 まずは《無垢の宝剣》《ドラグイノセント》から順当に繋いで、終盤は《式神イノセント》での進化速攻を狙おう。
ダーウィンに搭載したい進化クリーチャー筆頭は、《聖霊王アルカディアス》。 エンジェル・コマンドは進化元が重めなので、"イノセント"から進化しても比較的損になりにくい。 さらに《アルカディアス》は、苦手なコントロールに対する対抗札になる。
赤からは、8弾で追加された《超竜騎神ボルガウルジャック》がエントリー。 ビートダウンを蹴散らすパワーカードである。
自然からは、リソースを取れる《護りの角フィオナ》《大勇者「ふたつ牙」》を入れた。 マナブーストと防御をこなせる進化元《勇猛護聖ウォルポニカ》を持っていて、 次の"イノセント"も持って来れる《フィオナ》は、このデッキのキーパーソンとして3積みになっている。 今回は6コストに拘ってみたが、《ふたつ牙》は《二角牙》にするのもアリかもしれない。
《ウォルポニカ》の利点は、《口寄の化身》に綺麗につながる所。 リースカラーのカジュアルデッキでリソースに困ったら、このエンジンを入れておくと安心。
《サファイア》はお守り。 《ドラグイノセント》を入れる以上、コイツもセットで入れざるを得ない。 《ウォルポニカ》《ふたつ牙》でマナは伸ばせるので、普通に召喚してもいい。
別案
《ドラグイノセント》だけが使いたければ、 《超竜ヴァルキリアス》《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》と組み合わせるのが無難。 《ドラグイノセント》を破壊すれば手札から《サファイア》、 破壊しなければ《ヴァルキリアス》でマナから《サファイア》を飛ばしていける。
ただ、このアイデアだとこんな風にドラゴン軸に寄せたほうが構築は上手くまとまる。 今回のお題であるダーウィンデッキにするのは、少し難しいように思えた。