今日は考察の日。
カードの個別紹介という形になってしまうのですが、8弾のコモンカード「霊騎幻獣ウルコス」についてミケガモさんの解説を見てみたいです。 能力とマナ自体は「青銅の鎧」と同じなのに、ランクマで見たい日はないほどに活躍しているので、なにがどうしてここまで活躍できているのかを考察お願いします。
https://odaibako.net/detail/request/66400cc6-a47e-4571-89eb-f51bcb23e89c
「見ない日はない」のミスタイプだと思うけど、「見たい日はない」でも一応同じニュアンスになってるね。
ちなみに、質問が来る前から、ほぼ同じ要旨の記事が投稿されていた。 こちらのリンクだけ紹介して終わる手もあったが、今回は一応、自分の言葉でまとめることにした。
追記:
さらに別記事が上がってきました。こちらも是非。
《ウルコス》が強い理由
0. コスト3以下でcip1枚アド取りが強い
まず大前提として、cipで確実にアドバンテージを取れるクリーチャーは貴重である。
DMPP-07(前環境)までにデュエプレに実装されていた、 コスト3以下の確定アドバンテージクリーチャーは、
- 《アクア・ハルカス》
- 《青銅の鎧》
- 《騒乱の影ウエスタン・バレル》
の3体だけだった。《ウエスタン・バレル》が活躍するかは状況次第なので、実質《ハルカス》《青銅》の2枚だ。 これだけでも、新たに参戦した《ウルコス》は十分すぎるほどありがたい存在だと言える。
1.最近のパワーカードと相性が良い
《ウルコス》は、7, 8弾のパワーカードとすこぶる相性が良い。* これがランクマッチ常連となった理由の9割を占めている。
組み合わせたいのは、主に《ウルコス》から進化できる《パンダネルラ》《キングダム・ゲオルグ》(と、時々《バイオレンス・サンダー》)。 そして、《ウルコス》を呼べる《アガピトス》だ。 これらSRカード群の強さは、8弾のランクマッチをやっている人なら誰でも知る所だろう。 カードアドバンテージを確定で取りながらコイツらを運用できるのだから、弱いわけはない。
ブーストカードは腐りやすいのが宿命なのだが、 《ウルコス》はコイツらとセットにすることで中盤・終盤にも役割を持てるのが有難い。 《アガピトス》で《ウルコス》を呼ぶと、デッキ圧縮で終盤に引き込む確率を下げられるのも見逃せない。
さらに、特に進化元としてこのカードを見た場合には、
- コストが軽い
- アドバンテージを稼げる
- ブーストで召喚ターンを早められる
と、この上なく都合の良いカードである。 ここに《パンダ》《ゲオルグ》が乗るのだから、たまったもんじゃない。
2.パワー2000
パワーが《青銅》よりも1000高い。 メジャーな火力除去は2000~3000ラインなので、1000と2000の差はそこまで大きくない。 が、《ブレイズ・クロー》などを一方的に殴り返せるようになったのは地味に助かる。
マナブーストは、速いデッキに対して特に重要な効果である。 《ウルコス》はそれに加えて1000ラインへの殴り返しをこなせるため、対アグロ性能が高いカードだと言える。
《青銅》は終わりか?
カードパワーの高い《ウルコス》が出たことで、《青銅の鎧》は役目を終えるのだろうか?
今現在のトップメタだけに注目すると、《青銅》はあまり活躍していない。 しかし、色々なデッキを組みたい私の目線では、決して「終わったカード」にはならない。
《青銅》には、緑単色のクリーチャーとしての価値がある。 白を入れずにブーストクリーチャーを確保したければ、必ずこのカードを積むことになる。 また、デッキの軸に多色カードが多すぎる時は、単色カードとしての価値も出てくる。 ブーストカードは基本的に「序盤はプレイし、中盤以降はマナチャージする」という運用になるため、 単色であるほうが利点になる。
使いにくい多色ブースト。
また、《ウルコス》をブーストクリーチャーとして使う白緑入りのデッキでも、 5枚目以降の3コストブーストとして積まれる可能性がある。 3→5の流れを強く意識したいときや、4ターン目に《聖獣王ペガサス》を狙うときには有用である。
そして個人的に大事なのが、《大勇者「二角牙」》《大勇者「ふたつ牙」》への進化があるということ。 《幻緑の双月》《無頼魔獣ギガヴォル》《無頼聖者スカイソード》と、 ビーストフォークには各コストにブーストクリーチャーが整備されている。 カジュアルデッカー目線では、種族としての利用価値がまだまだ高い。