ミケガモのブログ

ロマネスクカップNDで使ったデッキ集【デュエプレ】【DMPP-08N】

はじめに

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2021/03/19、ロマネスクカップのNew Divisionでマスターランク到達。

今期のNDマスター到達は、前回・前々回に比べるとスローペースだった。 というのも、自分の肌に合うデッキの中に、勝率55%以上を安定してキープできるものがなかなか見つからなかったからだ。 デッキ探しに苦労した足跡をここに残しておく。

ちなみに、《スナイプ・アルフェラス》が4枚あったらグランド・デビルを使っていたと思うが、 200パック開けて未だに2枚という有様である。

テンプレメカオー

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功績:P5からP3までのんびり浮上

月初め、プレイスアリーナでも使っていたテンプレの【グレートメカオー】。 アリーナで悔しい負け方をして消化不良になったとき、ランクマッチに持ち込んでプレイングを確認していた。 中型クリーチャーで押してくる【トリーヴァパンダ】がとにかくきつかった。 6割前後の勝率は保てていたはずだが、あまりにもテンプレレシピなので、アリーナが終了すると同時に使わなくなった。

真・エタフェニシータ

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功績:P3キープ

ND対応のデッキが無いな……と手持ちのデッキリストを眺めていた時、 前からお遊びで作っていた《エターナル・フェニックス》のデッキが目に留まったのでそのままランクマに持って行った。

コンセプトは、《セブンス・タワー》で《エタフェニ》を真の不死鳥(=1ターンで進化速攻できる)にすること。 《セブンス・タワー》を絡めた動きを安定させるため、デッキは全て単色。 さらに、《サーファー》以外のクリーチャーは全て赤にして、《エタフェニ》で拾えるようにした。 完全理想主義のレシピである。

数戦やって星は五分だった記憶。

真・エタフェニリース

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功績:P2~4ウロウロ、下振れでP5に下落

シータ型で《エタフェニ》を使って少しした頃、 「マナ溜めるなら《ロマネスク》で良いのでは……?」と遅ればせながら気付いて構築。

《ロマネスク》&《ボルグレス・バーズ》エンジンを搭載し、そのフィニッシャーを《エタフェニ》にした。 《エタフェニ》で「ロマネスクキャンセル」することもできるし、 《ロマネ》で墓地に落ちた赤クリーチャーを《エタフェニ》で拾うことも可能。 相性は割と良い。

環境へのメタカードとして《アポカリ》も採用。 《ロマネスク》の光マナを確保するとともに、《エタフェニ》の効果を自発的に使えるようにした。

最終型には、【パンダネルラ】や【アポロヌス】への抵抗手段として《アルグロス・クリューソス》を投入。 試行回数さえ稼げば、この型でもマスター到達はギリギリ可能だと思う。

だが、このコンセプトで試行と改良を繰り返すのはあまりにも辛かった。 初期型の頃から合わせた勝率は、悲しくも43%しかなかった。

《ロマネ》《バーズ》のギミックは強い。《ロマネ》と《エタフェニ》の組み合わせも悪くない。 だが、《エタフェニ》のカードパワーは、メインフィニッシャーを務めるには圧倒的に不足していた。 DMPP-08環境におけるドラゴンデッキは、 決定力なら《アポロヌス》、盤面制圧なら《ボルガウルジャック》を採用できる。 しかし、プライドの観点から、役割の被るコイツらと《エタフェニ》同居させることはできない。 その結果、「《アポロヌス》なら楽に勝ててたのに……」「《ボルガウル》なら負けなかったのに……」と悔いるシーンが頻発。 《エタフェニ》を使い続けるモチベーションが大きく削がれた。

活路は《エタフェニ》のエターナル効果にあるかと思われたが、 このレシピの場合、リソースは《バーズ》が十分すぎるほどに稼いでくれる。 ここでも、《エタフェニ》の良さは活きなかった。

ただしごく稀に、《キングダム・ゲオルグ》を破壊して崩された盤面を仕切り直したり、 エターナル効果で《ボルバルザーク》を使い回したりと、《エタフェニ》にしかできないムーブもあった。

《エタフェニ》の結論は、《アポロヌス》軸のデッキに、 【除去コントロール】への対策として1枚挿しする程度がちょうどいいというもの。 あくまで想像なので、実際に使ってみないと分からない。

↓ こんな風にして、相乗りできたらいいね。

mikegamo.hatenablog.com

レチア入りエタフェニ

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迷走の産物。弱すぎて即崩し。

アビスナーガ

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功績:P5からP3に急浮上

リースエタフェニでプラチナ5まで落ちた後、連勝を稼いで瞬く間にプラチナ3まで上げてくれた救世主。

月半ばになると、プラチナ4~5には環境外デッキもちらほら見られるようになる(石碑ツヴァイ、5c連ドラなど)。 そんなデッキを食い散らかして星を稼いだのが、この《ナーガ》だった。

これはこれで面白かったのだが、練り込んでもいないのに不自然に連勝したのが不気味だったため、 10戦もせずに封印した。

ハルクーンセラフィム

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功績:P2にのんびり浮上

8弾リリース当日に組んだ、フェニックス抜きセラフィム。 進化GVを入れてしまうと、《アラク・カイ・バデス》のパンプアップを最大限に生かすことはできない。 高パワーな素のセラフィムでボコボコ殴る形にした。

打点増強用に《緑神龍ハルクーンベルガ》を採用。 《霊騎ハーメルン・ダリア》で回収できる(やったことはない)。

微妙に強いような、でも結局勝ち切れないような感じ。 《ウルコス》に次ぐ初動が《メタルバグ》なのだが、コイツは《ハルクーン》に繋がらないのが微妙だった。 そのうちに《ヴィーナス》が欲しくなってしまって、でもそれなら【メカオー】でいいじゃんとなって、やめた。

シータt白メイデン

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功績:P2からマスターまでのんびり浮上

最後に戻ってきたのはやはりここだった。

次弾のND環境は、DMPP-03のカードがスタン落ちする。 【シータメイデン】の重要パーツである《無頼勇騎ゴンタ》《瞬発のタグタップ》がいなくなってしまうので、 その前に《メイデン》を使うことにした。

5~7弾環境の時は、環境の隙間に上手く滑りこめていて、割と高めの勝率が出ていた。 この時には、相手にしたくない【天門】が下火だったのが大きい。 困ったときには《メイデン》を頼ればいいという安心感さえあった。

しかし8弾環境では、《アガピトス》《ゲオルグ》によって堂々の復権を果たした【アガピトス天門】、 トリガーマシマシの上に《メイデン》を上回るリソースを取ってくる【トリーヴァパンダ】が跋扈している。 どちらもアグロに強めで、特に《アガピトス》から出てくる《レモン》が辛かった。

環境ツートップに不利気味の【メイデン】は、8弾環境で使うべきデッキではない。 DMPP-03のスタン落ちよりも先に、環境を追い出されることとなりそうだ。 それでも何とか勝ちを拾えたのは、アグロという戦術自体が不朽であるからだと思う。

おわりに

このカードを使いたいとか、このデッキを使ってみたいというようなモチベーションの無いランクマッチは、 自分にとって相当苦しいものだった。 マスターを目指すだけなら、【パンダ】【天門】【ツヴァイ】あたりを握るのが手っ取り早いのは分かっている。 しかし、自分の天邪鬼スピリットはそれを許してくれない。 流石に《メイデン》はお腹いっぱいだ。来期は何を使おうか……。