ガチなのかカジュアルなのかハッキリしてください。
デッキレシピ
- コンセプト：B
- 完成度：A
- デッキパワー：S-
- 思い入れ：A
環境に一切顔を出すことなく次弾を迎えそうな《邪悪の魔黒デビル・マーシャル》を使ったデッキ。性格が悪すぎるカードなので、カジュアルマッチでは回せない。かといって、星を稼ぐために使うにはちょっぴり不安…だったのだが、思ったよりもランクマッチで勝てるので苦笑している。地雷デッキとして良い線行っているということか。
キーカード解説
《邪悪の魔黒デビル・マーシャル》
自軍全てを《ゼリー・ワーム》化。自身のW・ブレイカーは微妙に邪魔だったりする。 なかなか狂った効果だと思うのだが、使う人をあんまり見かけない。 種の問題も、《腐敗電脳アクアポインター》の強化によって解決された。
一番の不安要素は、パワーが6000しかないこと。 今の環境で幅を利かせている《二角の超人》に一方的に殴り負けるのはいただけないし、 《ペトローバ》下の《サリエス》すら超えられない。
相手に《ペトローバ》を出されただけで半分詰みになるのは、構築に欠陥があると言わざるを得ない。 この環境で《デビル・マーシャル》を使うには、どうにかしてパワー不足を克服する必要がある。
《光器ペトローバ》
本命の女神様。種族デッキでパワー不足に困っているなら使わない理由が無い。
《デビル・マーシャル》本人のパワーを上げるのは勿論、低パワーのゴーストが《バースト・ショット》で全滅するのも防いでくれる。《ウエスタン・バレル》が《ピカリエ》を越せるようになるのも良い。
《デビル・マーシャル》は、相手に与えるアドバンテージの事を考えずにシールドを削りに行けるのが強い。ゆえに、中盤に2枚前後シールドを割る展開が多くなる。当然、そこで除去トリガーを踏むと後の展開が苦しくなるわけだが、アンタッチャブルの《ペトローバ》が残ってくれれば何とか持ち直せるというものだ。また、終盤にトリガー枚数を考えて詰めるときにもやはりアンタッチャブルが心強い。このデッキは先にシールドを削っているはずなので、《ペトローバ》のアンタッチャブルのおかげで詰めがとても簡単になる。
対抗は、種族も丁度いい《呪いの影シャドウ・ムーン》。
しかし《シャドウ・ムーン》自体がとても除去されやすく、返しのターンに《デビル・マーシャル》が《二角》に殴り潰される事故が多発する。種族ゴーストも、《シャドウ・ムーン》から《デビル・マーシャル》に進化しているような状況がそもそもダメなので、今は強みにならない。パンプ量も、軽量ゴーストがブロッカーを強行突破するには不足である。よって今回は不採用。
DMPP-04で《凶星王ダーク・ヒドラ》が出れば、ゴーストとしての価値を認められて採用となる可能性がある。
大穴は《暗黒皇女メガリア》。
火力除去や殴り返しにある程度強いのがポイント。
ちょっと重いため、《デビル・マーシャル》と一緒に並べるのが大変かもしれない。
構築解説
《デビル・マーシャル》は自分の場にクリーチャーがいないとどうしようもない。 相手の手札を増やさせないために1枚ずつブレイクしたいので、W・ブレイカーを並べる意味は薄い。 さらに主力種族が闇であることから、必然的に小型を展開しまくれる《アクアン》構築に落ち着く。
《ペトローバ》のために光を採用。 相手の《ペトローバ》に対する答えとして、《ホーリー・スパーク》を積めるのも丁度良いだろう。 《スパーク》は突破力補完としてもいい仕事をしてくれる。 他に使いたいカードも無いので、タッチでこれらのカードだけ積めれば十分。 《電脳聖者エストール》のスペースには、《腐敗聖者ベガ》がぜひとも欲しい所だ。
サイドカラーの対抗は火文明。 DMPP-03に収録された赤入りの多色ゴースト、《腐敗勇騎ガレック》《腐敗勇騎マルドゥクス》を積むことが出来る。
こいつらもスペック自体は良好なのだが、以下の理由により《デビル・マーシャル》との相性は良くないと見ている。
- 《ガレック》：こちらの小型がブロックされても《デビル・マーシャル》でハンデスできるので、《ピカリエ》サイズのブロッカーなら全然怖くない。結局、破壊したいのは《エリクシア》くらい。
- 《マルドゥクス》：相手の場に干渉できる点は評価できるが、自分の場を削る行為は横に展開してこそ旨味のある《デビル・マーシャル》とは相性が悪い。スピードアタッカーもそれほど魅力的には映らない。
《騒乱の影ウエスタン・バレル》は3枚。相手の手札が2枚以下の時は強いのだが、そうでない場合はイマイチである。
ドロマーイニシエートよろしく、なるべく《アクアン》で拾える枚数を確保したいのだが、このデッキはビートダウンにあまりにも弱いので《アクア・サーファー》を2積みしている。
プレイングなど
序盤からガリガリとハンデスして、相手の手札を削る。 《二角》の7マナに到達される前に手札を枯らしてしまえると良い。
あまり贅沢も言っていられないが、可能なら自分の場に5体くらい並べてから《デビル・マーシャル》を出したい。苦し紛れに《デビル・マーシャル》を単体で出して殴り始めると大体負ける。
ドローソースが微妙に足りない。《アクアン》が引けずに事故って死ぬ試合が割とある。1枚でも引ければ《リバース・チャージャー》で何とかできるが…。
《緑神龍アーク・デラセルナ》はコンセプト的に無理。出てきたら潔く投了するくらいの心持ちでいるべし。
《デビル・マーシャル》を出したら、小さいクリーチャーがブロッカーにパワー負けしていてもハンデス目的でどんどん殴って良い。先に小型で殴って、相手が軽率にブロックしてきたら《デビル・マーシャル》で潰す。さすがに分かっている相手だとブロックしてくれないけど。
対ビートがキツい。トリガーを多めに積んだ上に《ブラッディ・イヤリング》まで用意しているが、死ぬときはあっさり死ぬ。《ベガ》が来てくれるともう少しマシになるのだが…。 一方、対コントロールは楽しくて仕方がない。トップの《アクアン》《二角》《ボルバル》にキレ散らかしながら頑張りましょう。
