ミケガモのブログ

【デュエプレ】 緑青ジェネラルマンティス速攻 【DMPP-01】【デッキレシピ】

mikegamo.hatenablog.com

前回、《ジェネラルマンティス》の使い方を2種類考案した。

  1. パワー5000のクリーチャーを大量投入し、素早くW・ブレイカーを複数立てて速攻する。
  2. 元からW・ブレイカー持ちのクリーチャーをT・ブレイカーにし、決定力を上げる。

前記事では、デッキの安定性を重視して2番のコンセプトでデッキを構築した。今回は、コンセプトのスマートさを重視する1番の構築を考察する。

《ジェネラルマンティス》そのものに関する考察は前記事を参照。

デッキレシピ

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  • コンセプト:A
  • 完成度:C
  • デッキパワー:C
  • 思い入れ:B

無理。

《ジェネラルマンティス》は資産の都合で3枚。本気でこの型を構築するなら、《ガイアマンティス》か《二角》のどちらかを4枚目の《ジェネラルマンティス》にすべき。

構築解説

パワー5000のクリーチャーを素早く展開してから《ジェネラルマンティス》を出し、複数のW・ブレイカーで早期決着を狙う。今回は特に、パワーアタッカーで5000ラインに到達した場合でも追加ブレイクを得られることを利用した。

DMPP-01環境には、攻撃時にパワー5000になる軽量ギガント・インセクトが3体もいる。

  • 《ソード・バタフライ》
  • 《ハザード・ホッパー》
  • 《ウィップ・スコーピオン》

デザイナーズコンボとまでは行かなくとも、ある程度《ジェネラルマンティス》を意識して収録されたカードに違いない。なんにせよこのデッキにはおあつらえ向きのカードなので採用。

プレイングは、

  • 1, 2t:《スナイプ・モスキート》《アンビション・ビー》で進化元確保
  • 3, 4t:《ソード・バタフライ》《ハザード・ホッパー》のどちらか1体、さらに任意のクリーチャー1体を並べる。可能なら、4t目までにシールドを1枚だけ割る。
  • 5t:《ジェネラルマンティス》召喚。相手のシールドが4枚で、場にジェネラル+5000クリーチャー+もう1体がいれば、そのまま殴り切り。

を最善の流れとする。

結論

クソ弱い。

カジュアルマッチで10戦ほど回したが、2~3回しか勝てなかった。CP相手でもかなり負ける。

5ターン目までに「最善の流れ」のようにクリーチャーを並べるのは、案外難しくない。が、それで殴り切れるのは「4t目までにシールドを割れていて殴り返されず、相手の場にブロッカーが1体もおらず、しかもトリガーを一切踏まなかったとき」だけである。そんなことはまず起きない。

6ターン目以降になると、このデッキ最大の弱点である息切れの早さが顕著に表れてくる。

序盤に《ジェネラルマンティス》と"パワー5000インセクト"を並べると、手札を3枚消費する。その過程でカードアドバンテージが一切稼げないのはかなり苦しい。

しかも、5000ラインを突破するために採用した3体のクリーチャーは、どれも場持ちが悪い。《ソード・バタフライ》《ウィップ・スコーピオン》は元のパワーが2000しかないので、次のターンで簡単に殴り返されてしまう。《ハザード・ホッパー》に至っては、シールドをブレイクしていたら勝手に手札に戻ってくる。

防御面も貧弱と言わざるを得ず、長期戦になったらまず勝ち目はないだろう。《二角の超人》を入れてもその辺りはごまかし切れない。

このコンセプトでももう少し練り込めるかもしれないが、おそらく練り込むほどに2番のコンセプトに寄っていってしまうだろう。

「パワー5000のクリーチャーを強化する」の弱さについて

相手シールドが5枚、ブロッカー・トリガーを考慮しないものとする。

《ジェネラルマンティス》の横にパワー5000のクリーチャーを1体だけ並べる場合、殴り切るためのターン数は

  • 《ジェネラルマンティス》Wブレイク、5000クリーチャーWブレイク
  • 1枚割ってトドメ

で2ターン。

一方、ただのW・ブレイカー+1体が並んでいる場合、殴り切るターン数は

  • Wブレイク、もう1体が1枚ブレイク
  • Wブレイク、トドメ

で同じく2ターン。

このように、横にクリーチャーが1体しかいない場合、《ジェネラルマンティス》の効果があっても無くても殴り切りのターン数は変わらない。もちろんブレイク数は増えているのだが、残り枚数が1枚か2枚かにはそれほど大きな差が無い。なぜなら、自分の場に「W・ブレイカー」がいる場合、トドメを刺すのに必要な頭数はシールドの残り枚数が1枚でも2枚でも変わらないからである。

一方、元からW・ブレイカーのクリーチャーを強化する場合、T・ブレイク&《ジェネラルマンティス》Wブレイクでシールドを割り切ることができる。仮にトドメが刺せなかったとしても、あと1回攻撃を通せば勝ちの状態まで持って行けるなら十分である。

こうして2つのコンセプトを比べてみると、5000のクリーチャーをW・ブレイカーにするのが実はあまり強くないことが分かる。もしそのコンセプトでデッキを作るなら、構成やプレイングに何かしらの工夫が必要となる。


このデッキを組んで、デッキコンセプトの美しさが必ずしも強さに結びつかないことを再認識した。とはいえ、もう少しやりようがあるはずなので引き続き構築を検討したい。