ミケガモのブログ

【デュエプレ】 白緑GSジェネラルマンティス 【DMPP-01】【デッキレシピ】

このところ、マイナーSRの《大昆虫ジェネラルマンティス》を使いたくてたまらない。やや扱いにくい種族から進化する、渋い効果のシステムクリーチャー。私にとって、DMPP-01のSRの中でも特に構築意欲を掻き立てられる1枚だ。今回紹介するのは、いくつか考えたレシピのうちの一つ。タイトルの"GS"は「グッドスタッフ」の略。

デッキレシピ

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  • コンセプト:A
  • 完成度:A-
  • デッキパワー:B
  • 思い入れ:A

理論は完璧だが、実戦的かというとまた別の話。潜在的には強いかもしれないが、プレイングが難しすぎて到底使いこなせない。そもそも強くないかもしれない。

キーカード解説

《大昆虫ジェネラルマンティス》

f:id:mikegamo:20200206002524j:plain 5マナ7000のW・ブレイカー。自軍の5000以上のクリーチャーにシールド追加ブレイクを与える。

出すのもそれなりに手間がかかるのに、横に大きめのクリーチャーを並べておかないと真価を発揮できない欲張りさん。しかも自身がW・ブレイカーを持っているので、相手の場にブロッカーがおらずシールドも増えていない場合、実際に恩恵を受けられるのは自分のクリーチャー1体のみとなる。

パワーも進化クリーチャーにしては低い。5ターン目に出して殴ると、返しのターンには《ふたつ牙》《ランサー》などで潰されてしまうだろう。進化元となるギガント・インセクトにはcip効果持ちがいないので、考え無しに使うと巨大なアドバンテージ損になる。なかなか難しいカードだ。

さて、コイツの効果を発揮するためのデッキ構築には、次の2通りのコンセプトが考えられる。

  1. パワー5000のクリーチャーを大量投入し、素早くW・ブレイカーを複数立てて速攻する。
  2. 元からW・ブレイカー持ちのクリーチャーをT・ブレイカーにし、決定力を上げる。

デッキコンセプトとしては前者の方が魅力的である。デッキビルダーとしては、「5000以上」という条件をスマートに満たす美しさを優先したいところ。しかしながら、「《ジェネラルマンティス》とパワー5000のクリーチャーをすぐに並べる」という動きは必ずしも簡単ではない。さらに実は、パワー5000のクリーチャーを強化する場合には、普通に攻撃すると追加ブレイクのうま味があまり無い(これについては別に記事を書くつもり)。

そこで今回は、安定した後者のコンセプトでデッキを構築してみた。前者に比べるとコンセプト自体の力強さに欠けるので、それを補うべく、カード同士の噛み合いを重視した高密度な構築にしたい。

構築解説

ある程度場を固めてから1ターンで殴り切ることが目標。ブレイクした手札を使わせずにゲームエンドまで持ち込みたい。

デュエプレには場の7体制限があるため、物量で1ターンフィニッシュするのが難しい。特に、場をブロッカーで固めているならなおさらである。 そこで、《ジェネラルマンティス》の追加ブレイクが生きてくる。元からのW・ブレイカー1体+ジェネラルマンティス+ウィニー1体、計3体で殴り切ることが可能だ。場のスロットを消費せずにブレイク数を確保できるのは、他のカードに無い魅力である。

サイドカラーとして光を採用。「場を固めてクリーチャーで殴る」というコンセプトには持って来いである。

ドローソースは、このカラーなら定番の《ミスト・リエス》。ギガント・インセクトは召喚するだけで消耗が激しいので、今回は《ミスト・リエス》の爆発力に賭けることにした。ただし大体即死するので、7マナ溜めて《二角》から動く方が多かったりする。

デッキの隠し味に《ラルバ・ギア》を投入。《ジェネラルマンティス》に無い突破力を補完した。 パワーが5000なので追加ブレイクの恩恵を受けられるのもポイント。軽いので、《ジェネラルマンティス》と《ラルバ・ギア》を同時に出して畳みかけることも現実的。《ラルバ・ギア》の進化元として《ラ・ウラ・ギガ》を積むと、同じく1マナの《スナイプ・モスキート》と合わせて、《ミスト・リエス》が出ているときにデッキをブンブン回すことができる。《ラルバ・ギア》は《ミスト・リエス》からも進化できるのもスペース圧縮になっていい感じ。

ちなみに《ラルバ・ギア》を中心にして考えた時、宿敵《パラディン》との差別化点として、「自分のブロッカーに被害を与えずに済む」という特長がある。これは、このデッキの「場を固めて少ないクリーチャーで殴る」というコンセプトとベストマッチだ。

ST&進化元として積んでいる《ウィップ・スコーピオン》は、パワーアタッカー込みでパワー5000になるため《ジェネラルマンティス》の恩恵に与ることができる。

改良案

せっかくギガント・インセクトを積むので、《ガイアマンティス》を積みたい。相手が7000~8000ラインのクリーチャーを出してきた時には間違いなく《ガイアマンティス》を引きたくなる。あまり無いとは思うが、ジェネラル・ガイアを両方出せたら強い。ただ、メインカードとなる《ジェネラルマンティス》を3枚積んだ上で投入するには進化元が少々足りない。その場合、《ジェネラルマンティス》をサブに据えた構築にするか、ギガント・インセクトをぎっしり詰め込んだ種族デッキにするのが良いだろう。

《ミスト・リエス》4積みは少々やりすぎ感があるため考え中。しかし《青銅》から綺麗につながる5マナの強いカードは他にない。《ミスト・リエス》は除去を切らせるためのカードと割り切って、その後の《二角》に生き残ってもらうと考えればよいか。

プレイングなど

先述の通り、場を固めてから1ターンフィニッシュすることを目標にプレイする。《ジェネラルマンティス》を出すのは勝負を決めに行くタイミングが良いだろう。主に《二角》をT・ブレイカーにして殴りたい。

トリガーは薄めだが、豊富なブロッカーと《ブルーレイザー・ビートル》、いざというときの5ターン目《ジェネラルマンティス》の殴り返しによって防御は硬い。速攻相手にも、《ジェネラルマンティス》の追加ブレイクで逆転を狙っていけるだろう。

対コントロールはエアプなので分からない。《ミスト・リエス》《二角》でなんとかリソースを取って、《ラルバ・ギア》で猛攻を仕掛ければいけるか。

全体的にパワーが低く、確定除去も《ナチュラル・トラップ》のみなので、長期戦になりすぎると苦労する。ブレイク数のおかげで殴り始めてからは早いので、チャンプブロックで殴り返しを1ターン防げれば十分か。