ミケガモのブログ

16弾・ミケガモが組んだデッキ【デュエプレ】

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『ギフトブリッツN』

《ギフト》《N》は引きに左右されすぎるので、ボクの大好きな《ルナ・ブリッツホーク》をサブプランに採用。 トドメは《カンクロウ・ブラスター》。 枚数比率は要調整。

『アナマシュマロ』

覚醒リンクお試しセット《ドン・マシュマロ》を真面目に使う。

「覚醒リンク」は《アンタッチャブル》の覚醒条件を満たすことができる。のちに、《パワード》2体を作るだけなら《カトラス・ホール》などのほうが簡単なことに気付いた。

『未来キラゼ』

《未来設計図》を使えば《竜音のキラ》から《キラ・ゼクス・ドラグーン》の黄金ムーブができるのでは!?という発想。

《大号令》《ヤッタレ》《シシガミ・ホーン》でいい。

新弾要素はないです。

『ラッカカリーナシギャラ』

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『青黒次元ゼロフェニ』

お題で作ったやつ。自分の他にもマスター報告とか連勝報告が上がっている。ちょっと強いっぽい。

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『白緑牙マリア』

↓のために《セイント・マリア》を生成したことで組めるようになった。 《ジオ・ザ・マン》は本当に良いカード。

『連盾ハンター』

↓原案。

イデアだけ覚えていて自分で再現したら、《ザビ・デモナ》からの《ブーストグレンオー》を失念していた。 《アルメリック》を出さないと何も始まらないので、《白騎士ゲート》で補完しているのもやりおる。 《未来設計図》で《アルメリック》を引っ張ってくるのは自分の案。融合させてさらなる安定化を目指すか。

Sトリガーとスピードアタッカーは全く噛み合っていない能力なので、通常のカードデザインにおいて同時に所有することはありえない。 そこをこのデッキでは、《アルメリック》で出したハンターを《ギャラクシー・ファルコン》でSA化して乗り越えている。 他の例としては、《ピュアザル》×《マッハアーマー》や《マーシャル・クイーン》における《ヤヌス》+赤クリーチャーなどがあるか。

《セイント・マリア》は素晴らしい仕事をしてくれる。 余裕があれば《メリーアン》を入れてみたいが、自発的にブロッカーを墓地に送る手段がないこと、《ヘブンズ》では出せないことから断念した。

『t青黒オオヘラクレス

《オオ・ヘラクレス》から《サンダー・ブレード》を出されたとき、その素朴な強さに惹かれた。

《オオ・ヘラクレス》の課題は、6マナで発進したときの選択肢の乏しさ。 現状で一番強いのは《アクア・アタック》だと思う。 これは↓の受け売り。

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『赤青モンスター』

ND対応。 《ハチ公》が《グレンガル》の対象になるなぁと思って組んだデッキ。 初期版からサブカードの枠を改良した。

《バタフライ・ブランデ》は展開力と火力耐性の両立。 《フレフレ・ピッピー》のコスト減を活かしたかったというのもあって、《ルーペ》よりも先に内定した。

ジェスタールーペ》は《シンカイペロ》から差し替え。 連鎖が狙えるのは勿論強い。連鎖失敗/次ターン以降に1体展開のみだとしても、《ケンゲキ》が成長すればそれが2体目となってドロー可能。 《ペロ》の勝っている点は、墓地に行った《ケンゲキ》をデッキに戻せる点、成長中に出せば2枚引ける点。 しかし、《ペロ》で戻した《ケンゲキ》を再び山から出すことは無いと思うし、《ケンゲキ》をあえて成長させないこともあるので、《ルーペ》のほうが強い。

気持ちトリガーを増やしたくて《ジャニット》追加。真面目にデッキに採用するのは初めてかも。

4マナ帯に《ルーペ》が加わったことで、以前《ブルース・ガー》でやっていた「3+1で無理やりマナカーブを整える」が不要になったと判断。 代わりとしてなんとなく《DJ・ショー》を入れたが、《ルーペ》の範囲内であれば何でも良いと思っている。 もっと良いカードがあるかも。

回した感じ、ガチデッキ相手だとなんの保護もなしに最終形態まで辿り着くのは不可能。 大体10マナで止めてWブレイクしに行く。

『カノウプスドラゴン』

《カノウプス》は新カードではないのだが、エイリアン軍勢が来ても結局役割が無かったねという哀悼の意を表すため作成。 ディスカードを《グールジェネレイド》と《アブゾ・ドルバ》、トップ固定を《インフィニティ》の効果に活かす。 勝ちを貪欲に狙うなら《アブゾ・ドルバ》ではなく《ガルザーク》。

『3軸バルスカイザー』

バルス・カイザー》は味方が攻撃するときも「連ハンター」できるので、他のを同じコストで固めておけばどんどん増える。 ビルド杯投稿作に触発され、今回は3コストで固めた。 SA化の《ゴーオン・ピッピー》が3コストなのも偉い。

《アイアンアーム》は4→6と繋ぎつつ、このデッキのほとんどのカードをヒットできる優秀なハンター。

《フレフレ・ピッピー》は《バルス》を2軽減できる。なんとなく最新弾のカードだから入れているだけで、《コッコ・ルピア》でも同じことができる。 《フレフレ》でコマンドを警戒してもらうか、《コッコ》でドラゴンを警戒してもらうかの選択。

《未来設計》→《フレフレ》→《バルス》も考えたが(※《フレフレ》はハンターではない)、流石に1マナで撃てる《番長大号令》が優先。 一番の上振れが《ヤッタレ》→《アイアンアーム》→《バルス》であることを考えても、《ヤッタレ》の前、あるいは《アイアンアーム》の単色ブーストから撃てる《大号令》が良い。

課題が3つ。 1つ、盤面がすぐパンクする。ブロッカーを出されても数で突破だ! と言い張りたいのに、その数に上限があるのが苦しい。 2つ、アウトする。《バルス》が複数体出るとみるみるうちに山が削れていく。おまけに《モクリン》も山を削ってしまう。 3つ、ノートリ。このブログは前のめりでトリガーが薄い構築をしばしば作るが、これはその極地である。

『英霊・エイリアン』

《ガガ・ピカリャン》《電流戦攻セブ・アルゴル》で圧倒的に進化しやすくなった《英霊王スターマン》。

重要な点を指摘しておくと、《スターマン》はメインアタッカーにすべきカードではない。進化V、自身にしっかり5コスト払ってWブレイカー、コントロール対面で有効な除去耐性なしというのは、アタッカーとしては相当コスパが悪い。別途打点になるカードを用意しておくべきである。

また、《ピカリャン》《アルゴル》に関しては、両方の進化条件としては《アマリン》が、進化元を2体用意できるカードとしては《アガピトス》が既に出ている点にも注意。待望のカードではあるのは間違いないが、革命的な構築が可能になるかというとそうでもない。

《ナーガ》デッキがそうであるように、リソース消費が激しい進化Vをドローで支えてくれる《アクアン》はカギのはず。《アクアン》を4枚入れ、手札がパンク気味になったときにはそれをすぐ吐けるように《ヘブンズ》を突っ込んだ。《ヘブンズ》は《アガピトス》とも噛み合うので都合が良かった。 《アガピ》《PG》で打点も十分。高パワーの相手にはタップカードと《スターマン》の組み合わせで対処する。 《PG》は《オービス》に替えてもいいかもしれない。

『6K・ガロウズ』

《アクア・カスケード》の6000ラインを活かし、ストロング系呪文を撃つ。 補助として《シンカイマンモー》。

《ザ・ストロング・ガード》も魅力的ではあったが、スペースがなくなったため青黒の2色にした。 終盤不要になった《カスケード》は《ザビ・イプシロン》へ進化し、《死海竜》の礎とする。

6000ラインの活用として、ビルド杯にはこんなのも投稿されていた。 《セツダン》への覚醒、さらに《ダヴィンチ》。アプローチが全く違っていて面白い。

『ネクラリケスカル』

器用貧乏感MAXの《聖霊王リケ》から発想スタート。 やっていることはたかだか《スプラッシュアックス》なので、《リケ》自身の5-6000WB進化というスペックを活かすのが望ましい。

ここで辿り着いたのは《神羅スカル・ムーン》への一発究極進化。 デッキ全体として3→5→7のマナカーブを意識し、強力な進化クリーチャーにアクセスする。

ビルド杯には《ブリム》《ドラグム》に繋ぐレシピもあったが、 ネクラカラーには7マナ圏に強い進化クリーチャーがたくさんいるので、これが一番しっくり来ている。

2マナの《未来設計図》は、当初《進化設計図》だった。 ちょっと回した結果、手札を溜めても吐けないこと、3マナで《青銅》《ウルコス》を出せないと話にならないことから、《未来》に差し替えた。 【黒緑Bロマ】の《進化設計図》は、低コストの《デスマーチ》、MBを使えば毎ターンキャストできる《B・ロマノフ》を拾ってくればすぐに手札を消費できるが、このデッキだとそうも行かない。

『オーガロウズ』

自身の攻撃中、クリーチャーと呪文のトリガーを封殺する《死海竜》。 しかしながらTブレイカーのため、1ターンで勝負を決めきることができない。 ならブレイク数を増やせば良いのでは?という発想で、《鬼装 オーガ・フィスト》。

TL徘徊中に見つけた、自分の《グデッド》に《ガロホ》を当てて一発で覚醒リンクするギミックも織り込んだ。《グデッド》が出ているということは、余ったマナで《オーガ・フィスト》までクロスできるということである。 これは《ガロホ》→《ガロホ》or《エナホ》で《死海竜》を狙うときにも同じことが言える。

『メリーオルゲイト』『メリーデスペラード

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《光の使徒メリーアン》に取り憑かれて作ったデッキ2種。

↑の記事でも書いたが、とにかく構築が難しいカードである。 4マナというなんとも微妙なコスト。能力発動には下準備が必要。 頑張ったところで、蘇生対象の大半は《ヘブンズ》でもっとラクに出せてしまう。 可能ならハンターを入れてブロッカーを付与したいという欲も、構築を考える上でノイズになってくる。。

1つ目の案は、《魔刻の騎士オルゲイト》。 《メリーアン》と同じく破壊がテーマになるので、方向性を揃えやすいはずである。 思考の結果、自軍破壊のパイオニアである《ダイダロス》先輩に来ていただくことにした。 《ダイダロス》×《オルゲイト》のコンボは1弾の頃から可能だった。コストが離れすぎているという欠点を、《メリーアン》が上手く埋めてくれる。

デイガカラーなのは、《マイキーのペンチ》で《オルゲイト》をSAにして飛ばそうとしていたから。 《ソウル・ブリンガー》を《ペンチ》につけて、《メリーアン》が身代わりになったら綺麗だろうなぁと画策していた。 しかし、あまりにも要求値が高いため《ペンチ》は没になった。 赤の要素は、5枚目以降の《ダイダロス》として入っている《ツッパリキシ》が引き継いだ。 ハンターとして《ハチ公》、もつれたときに強そうな《バルット》《イダテン》《スティンガー》のセットも入っている。

実はデイガカラーは、狙ったカードを墓地に送るのが苦手である。 確定で《オルゲイト》を墓地に送る手段が《ロスチャ》以外にも欲しかったため、渋々で《クルチャ》を採用した。 運のいいことに、持ってくるゴッドは《メリーアン》と相性が良い。 《ゲキ》は《メリーアン》を吊れるし、《ヘヴィ》は《メリーアン》を破壊できる。

2つ目の案は、手札進化の《レジェンダリー・デスペラード》。 16弾時点でND対応のレシピになった。 進化速攻で攻め込めるのがグッド。 《デスペラード》は、自分が破壊されたら進化元を回収できる。 《メリーアン》で蘇生する時は、その回収したカードから進化できたら美しい。

手札進化に備え、《アクア・ジェット》をドロソに起用。 《ジェット》のドロー枚数を稼ぐため、デッキがハンターで埋まるのは必然だった。 そうなれば、大型蘇生先は《光器セイント・マリア》で決まりだろう。 《エル・ドラード》も候補だが、このデッキはトリガーが少ないため本来の力を発揮できない。

白青ハンターとなったので、《マザー・エイリアン》も取り入れた。 《メリーアン》がバトル必勝となって破壊されにくくなってしまうが、それはそれで普通に強い。

『シャムシャムダヴィンチ』

進化が場に出ると自爆する《シャムシャム・カブキリ》を《ゼノン・ダヴィンチ》で起爆。 《カブキリ》が"ジャイアント"・インセクトになったおかげで、マナから虫を飛ばせる。 実戦上は《西南の超人》のセイバーが発動してしまうことが多いのが困る。

ジャイアントが破壊されたとき、マナから選ばれうるのはジャイアントとジャイアント・インセクト。 一方、ジャイアント・インセクトが破壊されたときに選ばれうるのはインセクトのみ。 《カブキリ》破壊に備え、大型インセクトを入れておく必要がある。

インセクトを入れていたら《ドルゲーザ》を入れるスペースがなくなった。 《ドルゲーザ》のシンパシーと《ダヴィンチ》のソウルシフトはよく噛み合っているのだけに少し口惜しい。

緑単のジャイアントでリソース源になるのが《二角の超人》と《奇兵の超人》。 純粋なジャイアントなら、《奇兵》で持ってくるのは《トルネード・ムーン》《ビシャモン》あたりだと思うが、このデッキはインセクトが入っているので《ジェネラルマンティス》を選択。 割とグッドスタッフ的に《ジェネラルマンティス》が入ってくることに驚いている。 インセクト自体、グッドスタッフとは到底言えないが……。

『グレンベルク・リバイバー』

《スタートダッシュ・リバイバー》登場で《グレンベルク》の立場も怪しくなったが、まだ5枚目以降としての役割を持てる。 生き残れれば複数回効果を使えたり、攻撃時の墓地肥やしで墓地進化の用意をできたり、《グレンベルク》にしかない強みもある。

墓地進化の都合上、黒クリーチャーを多めに積んでおかないとダメ。 グランド・デビルデッキではないので、なんとなく《アガシオン》ではなく《ハルカス》にしてみた。 別に《アガシオン》でも良い。

ヒドラパペットver16』

新弾の《ザビ・ヒドラ》に対抗し、初代《ダーク・ヒドラ》を使っていくスタイル。

自爆できる《特攻人形ジェニー》は《ヒドラ》で回収するのにピッタリ。 新規の《ザビ・バレル》も来ているので、デスパペット軸は大きく強化されている。 《エミリー》はほとんど使っていないので、何か別のカードに変えたほうが良さげ。

《特攻ジェニー》でコントロールした先に繋ぐフィニッシャーとして、《神羅スカル・ムーン》を起用。 《ヒドラ》《スカム》の関連パーツは↓のものを流用。

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トロール》《ジェリット》などを入れたATハンデス型も面白そう。 その場合は《エンドレス・パペット》《オール・イエス》を入れたい。 ただし、コントロール寄りかつ盤面に残らない《特攻ジェニー》とは微妙に噛み合わない気もする。

黒単になったので《アビス》を入れたが、撃つと《スカム》の破壊対象がいなくなってしまうので逆に困る。

ジャイアント・インセクト

祝・ジャイアント化記念。 今まで目立たなかったインセクトに集合をかけてパーティーを開くことにした。

《レベリオン・クワキリ》《クラウド・メイフライ》は実績があるので他の虫に枠を譲ってもらった。 《スナイプ・モスキート》は進化や《ドルゲーザ》との噛み合いの観点から特例で残したが、《西南》での軽減前提なら3マナの《ランチャー・スパイダー》たちと交代するべきだった。

7マナWBのインセクト2体はちょっと強そうなのだが、1弾の時点で《二角の超人》に大幅なカードパワー差をつけられている。かわいそう。

ラッカカリーナシギャラ【デュエプレ】【マスター】【DMPP-16】

デッキレシピ

  • コンセプト:A
  • 完成度:A
  • デッキパワー:A-
  • 思い入れ:S

2022/10/29, ガイアールオウカップNDマスター。 バランス調整後に星を伸ばした。

キーカード解説

《超聖竜シデン・ギャラクシー》

カッコいい。次環境でスタン落ち予定のため送別会。

「今期は《シーザー》か《シギャラ》だと思ってました!」という予想コメントを貰ったが、 《シーザー》のように一時でも栄耀栄華を極めたカードには、別れの言葉を告げるつもりは一切ない。 実際に迷っていたのは、《エルレヴァイン》である。 ただ、そっちは《バルザーク》軸でも《ハッスル・キャッスル》軸でも絶対に《ヴォイジャー》が欲しいので、諦めた。

ヴォイジャー》があったからどうなるってもんでもない。

《シギャラ》に話を戻すと、発売前の期待に反して実戦ではほとんど(もしかすると1回も?)見たことがない。 「赤白ぶっぱ系複数ドラゴン進化」というくくりでは《アポロヌス》《ボルフェウス》の後輩という位置づけだが、 《アポロヌス》→《ボルフェウス》→《シギャラ》と時を経るごとにむしろ弱くなっているようにも見える。 前者2枚はデュエプレに来る時に大幅なアッパーをもらっているので仕方ないのだが……。 《アポロ》《ボルフェウス》のサブプランとして運用されるかと思いきや、その役割すらすぐ回ってこなくなった。

強すぎる先輩方。

《シギャラ》の弱点は、チャンプブロックおよび《スパーク》への耐性が無いところ。 普通のデカブツフィニッシャーの特徴を述べているにすぎないのだが、 《アポロ》はMBによるワールドブレイクが*1、 《ボルフェウス》は《フォートレス》盾焼却とAT火力がその回答となる。 この先輩方は一回殴れば相手のシールドは大抵0枚になるので、万一決め損ねても次ターンにもう一押しすれば勝てる。

一方、《シギャラ》にできるのはまっすぐに殴っていくことだけ。 ブロッカーには止められてしまうし、タップ系STには無力。 自身に除去トリガーが効かないという強みはあれど、横のアタッカーが潰されたらそのターンは勝てない。 シールド0枚にすらできず、返しのターンで《シギャラ》が倒されて攻め手が止まるというのが良くあるパターンである。 今からでも「攻撃後にアンタップ」に変わってくれないかなぁ(タップSTを対策できる)。


このままだと我らがスーパーチャンプが機嫌を損ねてしまいそうなので、 良いところ……というか《アポロヌス》《ボルフェウス》との差別化点も整理しておく。

  • 共通
    • 2回攻撃は殴り返し・タップキルに有用
  • vs《アポロヌス》
    • エンジェルを進化元にできる
    • 進化元が2体で済む
  • vs《ボルフェウス》
    • コストが1軽い、パワーが高い
    • 手札が整っていなくても出力が変わらない
    • デッキに《フォートレス》《ノヴァ》を積まなくて良い
    • 呪文メタの影響を受けない

《アポロヌス》や特に《ボルフェウス》は、構築および召喚の制約が強い。 デッキスペースを圧迫されがちな上、デッキ対戦中に相手に気取られて着地を許してもらえないことも多かろう。 その点、《シギャラ》は構築の自由度が比較的高く、(メジャーカードでないこともあって)マークも割りと薄い。 ごちゃごちゃしたデッキと盤面から、不意打ちで二連斬を打ち込めるというのが強みだと思う。

《光流の精霊ガガ・カリーナ》

《シギャラ》のお別れ会にピッタリのタイミングで現れたパートナー。 《シュヴァル》を呼んでくれば、《カリーナ》1体で《シギャラ》の進化元を揃えることができる。

ちなみに最もよく出すのは《ディアナ》。 パワーが高いというのもあるが、単純にタップが強い。 ホールから単体で出すのと違って一緒に《カリーナ》が出てくるため、 《ディアナ》で寝かせたクリーチャーを《カリーナ》で叩くことができる。 これはパワーが2000しかない《ミランダ》にはできない仕事である。 また、《アポロ》《ボルフェ》との差別化点としても挙げた、《シギャラ》でのタップキルを補助してくれたりもする。 《ディアナ》で寝かせて《シギャラ》で処理し、さらにシールドを詰めに行くといったちょっと賢いプレイが可能になる。

舐めてかかると火傷する。

《フレフレ・ピッピー》

16弾収録。コマンドとドラゴンを1ずつ軽くする。 《ラルック》はNDにいないので、コイツで我慢するしか無い。 比較すると《フレピ》は単色なこと、エンジェル以外のコマンドも軽減できることが利点のため、せめてそれを活かせるようにしたい。

ここでは《カリーナ》《ピカリエ》を1軽減、《ボルシャリオ》《デストラーデ》を2軽減できるのが《フレピ》にしかできない仕事であると主張しておく。


正直なところ、《ラルック》が使えないというただ一点でNDの《シギャラ》を諦めたくなるくらいには、《ラルック》は魅力的である。 《フレピ》は中盤以降は紙切れ同然になるのに対し、《ラルック》は6マナで《ラルック》《シギャラ》の進化速攻が組めるため腐りにくい。 《フレピ》の特長である「エンジェルでないコマンド」も、赤白ベースの構築で積みたいカードは少ない(《GENJI》くらい)。

しかし、今回は「《ラルック》を《フレピ》で代用しさえすればNDで組めるんだ」という確固たる信念を貫いた。 《ヴォイジャー》なしの《エルレヴァイン》を見送るのを諦めた手前、甘ったれた理由で投げ出すわけにはいかなかった。

今回とは別に(いつか)、《ラルック》入りAD仕様の《シギャラ》も考えてみたい。そちらはおそらく青が抜けると思う。

オリカは正義。

《龍聖大河・L・デストラーデ

周知のバカカード。 ただし15弾環境からは、連鎖狙いでクリーチャー構築にすると《ディアボロス》が重くなりがち。

《スパーク》ケアが難しい《シギャラ》を、盾追加という力技でフォローしよう。 《デストラーデ》目線でも、連鎖で出てきた弱いクリーチャーが《シギャラ》に進化して高打点を叩き出せるのは嬉しい話である。 種族が「エンジェルでないコマンド」に該当するため、《フレピ》が《ラルック》の呪縛から解き放たれるためにも必要な人材となる。 《カリーナ》を出すと、コスト5の連鎖を2回チャレンジできてお得。

コスト5の《シギャラ》が連鎖しうるのは、メリットでもありデメリットでもある。 連鎖で《シギャラ》がめくれて《デストラーデ》を潰さなければならなかった場合、体感勝率は7:3で意外と分がいい印象。 でも《ボルフェウス》との差別化だと主張するほどのことではない。

構築解説

完成形 / 確定枠

既に述べた4種は確定。 これにプラスで、《フレピ》下なら2マナで出せる聖霊竜騎ボルシャリオ》もほぼ確定だと思う。

方針として、《デストラーデ》の連鎖を可能な限り高確率で発動させることにした。 上記の確定メンバーの中で、最もカードパワーが高いのが《デストラーデ》であることが主な理由。 環境にいる【トリーヴァグライフ】などは呪文や重量クリーチャーも結構入っているが、 あれは《グライフ》の安定したカードパワーがあるからこそできる芸当である。 本デッキの《シギャラ》は《グライフ》ほど安定して強いカードではないこと、 ならびに《シギャラ》の進化元を横展開できないことにはなにも始まらないことから、 とりあえず《デストラーデ》単体でしっかり展開できるようにした。

その前提のもと、《ボルシャリオ》で持ってこれる呪文を積まなければならない。 当然連鎖では絶対にハズレになるので、必要最低限の枚数を積むようにしたい。 チョイスしたのは、《シャイニー・ホール》2枚と《シューティング・ホール》2枚。

《シャニホ》は出てくるサイキックがどれもこのデッキにぴったりなので採用。 《シューティング》は、《ディアボロス》で詰まないためが7割、《シギャラ》後の押し込みで使えそうだからという理由が3割。 長期戦は想定したくないので、《ボルシャリオ》を出す回数は2回程度と見積もる。 素引き・盾落ちを考慮して、計4枚程度あれば対戦中にボフンしなくて済むだろうということで2-2にした。 《ボルシャリオ》を出すたびに山札を圧縮し、連鎖確率を上げられるのが◎。

続いて、《デストラーデ》を出すための青マナが必要である。 トリガーも兼ねて、ここは《アクア・バースター》を選択。

ついでにお仲間の《炸裂の伝道師セレスト》も投入。 《デストラーデ》のヒット率および盾回復に期待し、《スパーク》《コルテオ》ではなくこれにした。 実際にはなかったが、《セレスト》+《シギャラ》のような強引突破ルートを備えておくのも大事だと思う。

さらに、トリガーをちょっと増やしたくて《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》を1枚だけ積んでいる。 炸裂サイクルに赤が存在していれば、《セレスト》3-赤炸裂2といったバランスにしていたと思う。 この辺は前にNDマスターを諦めた『キリンデストラーデ』の経験をそのまま反映している。

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ところで、この《ジャック》の1枠は《シギャラ》から貰ったものである。 「切り札は4」という原則に反する行為だが、これにはちゃんと理由がある。 それは、《シギャラ》をなるべく相手にバラしたくないから。 先述の通り、《シギャラ》は不意打ち気味に食らわすのが強い。 そのためになるべくならマナにも置かず、存在を秘匿しておきたい。 「切り札は4」の前提として「ダブったら埋めればいい」という発想があるのだが、 こと今回の《シギャラ》に関してはそれが通用しないのである。 加えて、《シギャラ》は多色なので早めのマナチャージを迫られる。 出せる状況が限定的かつ1試合に何回も使うカードでないため、手札に複数抱える意味はほとんどない。 こういった要素を総合して、今回は《シギャラ》の枚数を減らすのが得策だと判断した。


残り枠は8枚。ここは確信を持って入れられるカードがなかなか見つからず、苦労した。 自分の答えは《シンカイドーベル》《光輪の精霊 ピカリエ》。 この2枚は《フレピ》《シャリオ》《カリーナ》《デストラーデ》の面々と比べると、 コスト面で明らかに損をしている。しかも両方とも殴れない。 ただでさえデッキパワーが足りなそうなのに、こんな"弱い"カードを入れていて大丈夫なのか?という不安がつきまとう。 それでもデッキのマナカーブを考えると、NDの狭いプールにおいてはこれらを試さざるを得なかった。

ところが、その心配は杞憂に終わった。

《シンカイドーベル》は、1軽減でも十分仕事をしてくれた。 《ドーベル》→4-5マナのエンジェル→《デストラーデ》の繋ぎは、《フレピ》が引けないときの動きとして十分。 《フレピ》《ドーベル》が一緒に並ぶと、《シギャラ》のコストが最小の2まで下がるのも地味に良かった。 先攻が取れれば、【ハンター】の小型アタッカーを足止めすることもできた。

《ピカリエ》は、やはりドローが偉かった。 微妙にデッキの回転率が悪い気がしていたところ、《ピカリエ》4枚のおかげで大幅に改善した。 デッキが回らないと感じたらドロソを入れるに限る。 相手の《ボルシャリオ》を無傷で叩けるのも時々役に立った。

これらが殴れないブロッカーであることは、意外にもネックにならなかった。 盤面が埋まってしまったら適当なクリーチャーで攻撃し、 そこへの殴り返しのチャンプブロックに《ドーベル》《ピカリエ》(と《ボルシャリオ》)を充てれば、 実質的にアタッカーのように使えることが分かった。 そもそも《ピカリエ》は《シギャラ》に進化するのが本命だし、最悪両方とも《グレート・チャクラ》がいれば攻撃できるので問題ない。


超次元は7枠が確定。

  • 《チャクラ》:ごまかしのチャクラゲー。ブロッカー軍団が殴れるようになる。覚醒できなくても《シギャラ》の種になる。
  • 《ドラヴィタ》:《デストラーデ》《ボルシャリオ》で覚醒が狙える。
  • 《ギャラクシー》:《シギャラ》と一緒に無敵ビート。《DDZ》《DEATHドラ》などの対策になる。
  • 《ディアナ》:《カリーナ》から一番出す。
  • 《シュヴァル》:《カリーナ》とセットで出して《シギャラ》の種を揃える。覚醒はできない。
  • マティーニ》:《カリーナ》+《ボルシャリオ》で覚醒できる。
  • 《ガイアール》:《シューティング》用。

《パックン》は《ジョン》との選択。 調整前の【キリコ】対面を意識して《パックン》にしていたが、 調整後は【Bロマ】と時々当たるようになったので《ジョン》でもいいかも。 《シューティング》から出すカードが《ガイアール》しかないので、《ジョン》はその選択肢にもなる。

候補カード

《コメット・チャージャー》

これを《ドーベル》に差し替えたのが最高の采配だった。 現環境の6000以下のブロッカーは、【MRC】の《ベリアル》《ディミトリ》、【赤ネクラ】の《ボルシャリオ》くらいで、腐る相手の方が多い。

ブースト役として《ドーベル》と比較した場合、安定してマナが伸びる点では《コメチャ》の勝ち。 しかしマナが伸びて2回行動する頃合いになると、《ドーベル》なら実質2軽減になる。 これに《デストラーデ》からめくれるか否かを加味すると、《ドーベル》に軍配が上がる。

《コッコ・ルピア》

5枚目以降の《フレピ》。結局パワー1000が不安なので、沢山積むものじゃなかった。

《エンドラ・パッピー》

11弾収録、《シギャラ》のお供その1。 《カリーナ》《シュヴァル》で2ドローできるのは大変オシャレだが、 ドローしたいコントロール相手に5t目まで《エンドラ》が生きているとは思えない。 多色が増え過ぎるのも良くないと思ったので入れなかった。

聖霊龍騎アサイラム

11弾収録、《シギャラ》のお供その2。 エンジェル/ドラゴンなので、《フレピ》で2軽くなる。さらにシンパシーでもっと軽くなる可能性を秘めている。 《シギャラ》の横に立ててチャンプブロッカーを粉砕してねというデザインだろう。

《コメチャ》のところでも触れたように、現環境に役割対象が少なすぎる。 コスト6のため《デストラーデ》で出なかったり、多色事故の原因になりそうだったりと、諸々微妙そう。

というかそもそも、存在が頭から抜け落ちていた。 一度外出中に思い出したことがあったのだが、帰ってデュエプレを開く頃には忘れていた。その程度の人。

《聖隷王ガガ・アルカディアス》

《キリコ》規制前は3枚入れていた。 規制後は連鎖確率を上げるためにこの人にはご帰宅いただき、呪文メタは《ドラヴィタ》に一任した。

【赤ネクラ】相手に出せるとたまにイージーウィンできる。 しかし、安易に殴りかかると《グライフ》《ガンヴィート》で処理されるし、 《ジオ・ザ・マン》でロック解除されることもあるし、うだうだしていると《バルカディアス》で流される。 諸々の相手に《スパーク》ケアのつもりで出しても、結局《コルテオ》は避けられない。 扱いが難しかった。

しかし今考えると、構築の自由度が高い《シギャラ》の特長を活かすため、 1-2枚挿しておいたほうが「良いデッキ」になったかもしれない。 でもコイツを入れると《シギャラ》出す頻度が減る。

《爆竜 GENJI・XX》

コマンド/ドラゴンのため《フレピ》で2軽減、かつ《ラルック》では軽減不可。 《ディアボロス》を突破するために《シューティング》を入れたため、今回はお休み。

《キューティー・ハート》《ラブリー・ハート》

青のトリガー枠。 《キューティー》《ラブリー》どちらも、盾を回復していく《デストラーデ》とは相性が悪い。 連鎖対象という点は優秀なのだが、今回はトリガー枠があまり空いていなかったので見送った。

《爆竜フレームシヴァXX》

殴りたいこの笑顔。

コマンド/ドラゴンで《フレピ》の恩恵を受けられるので入れた。 初陣で意気揚々と殴ったらボフンしたので抜いた。

ゲームプラン

《フレピ》→《カリーナ》→《シャリオ》《シギャラ》で5tジャスキル+2。 そこまで急がないときは、3《フレピ》4《デストラーデ》、もしくは3《ドーベル》4《カリーナ》5《デストラーデ》などを狙う。 最悪4t《ピカリエ》始動でも戦える。 《ディアナ》が強いので、行けると思ったら積極的に覚醒を狙う。

いつものミケガモ構築よろしく除去カードが極端に少ないので、相手に厄介なカードを投げられるととても困る。 特にコントロール相手に試合を長引かせても勝てないので、発進のタイミングを見逃さないこと。

【ハンター】には不利。先攻取って《フレピ》《デストラーデ》か、ブチギレ《シギャラ》するのみ。

【エイリアン】には多分五分。《デストラーデ》の物量から《シギャラ》を投げつければよし。

【赤ネクラ】には五分。《デストラーデ》の連鎖が決まってくれれば優勢。《シューティング》は絶対キープ。 《スパーク》《コルテオ》入りも多いので、溜めて殴っても勝てない。 《シギャラ》を出したターンは1回攻撃にとどめ、《ガンヴィート》を避けるという手がある。 結局《スパーク》踏みに行きたいから殴るんだけど。

トリーヴァグライフ】との戦いは《デストラーデ》を立てた方が勝つ。

【MRC】にはバランス調整後もなお不利。墓地メタもないので多分無理。

【Nエクス】には微有利。《デストラーデ》でゴリゴリシールドを回復すべし。 《スパーク》がないなら《シギャラ》で打点を組んで勝てる。 《リュウセイ》が出てくる前に並べて、出てきた後に《シギャラ》を横置きして突撃する。

【ライゾウ】には微有利。《シギャラ》で打点を組むだけの簡単なお仕事。 ただし《アブドーラ》で壊滅するため、余裕があれば《エコ・アイニー》《アカギ》を処理してMTさせないようにするのがいいかも。 できたことあんまないけど。

バランス調整前の【キリコ】には有利だった。 《ガガアルカ》で呪文を封じるか、トリガーが薄いのを見切って《シギャラ》で特攻すれば勝ってた。

おわりに

16弾環境からはEXパックが完全にスタン落ちしたので、今まで以上に狭いカードプールで組まなければならない。 《シギャラ》は《ボルシャリオ》再録があったためまだマシなほうである。 今後の送別会はもっと苦労することになるかもしれない。

それにしても、バランス調整前に勝ち切れなかったのが悔やまれる。 《ドーベル》《ピカリエ》にもっと早く気付いていれば……。

*1:最新の《DNA・スパーク》はケアできないが

デュエプレデッキビルド杯 15・16弾レビュー

16弾、ついでに書き忘れていた15弾のデッキビルド杯のレビュー。

次:

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前:

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16弾

総評

ハンターとエイリアンの弾。

この2デッキ専用のカードが多いため、作りやすいデッキタイプは限られた。 また、16弾からランクマッチ終了時期が月半ばに変更になったことで、 今回は初めてビルド杯期間中にランクマ報酬パックが無かった。

以上の2つが原因で、8日目くらいまで投稿数が少なめだった。 しかし、公式が今回はじめてビルド杯の追加告知を9日目?あたりにツイートしたことで、そこから投稿数が大幅に加速。 最終的に投稿数は約710個と、普段よりも多めになった。

多く見られたのは、目玉Vicレア2種のPS覚醒リンクを狙う構築。 【ハンター】【エイリアン】【刃】以外*1でメジャーなデッキタイプは、

  • マナと場を伸ばして《死海竜》に繋ぐという道筋が明瞭な《ザビ・ミラ》
  • 紙の頃から強力な基盤「Nエクス」
  • 《スタートダッシュ》2種のビートダウン
  • 《サイチェン・ピッピー》を得た【マッドネス】
    • 普通のマッドネスとの差別化のため《ストーム・G》などを狙うべし
  • PS覚醒リンクを狙う【最速ラストストーム】
    • 超次元の枠がカツカツ。《ラススト》降臨特化ならPSリンクのスペースはない

など。

注目カードは、

  • ドラゴン進化としても優秀な《エクス》
  • 踏み倒しが魅力の《メリーアン》
  • バトルに負けない&ハンターエイリアン融合の《プリンプリン》
  • デッキの潤滑油《リケ》
  • 手札を好きな枚数切れる《グレイト・プルーム》

過去カードでアツかったのは、

  • ビーストフォークとデスパペットが増えた《ガラムタ》
  • 5マナホールで種を2体撒けるようになった《ゼロフェニ》
  • 《GUYロマ》が出た《ロマノフⅠ世》
  • ミランダ》《ザビ・デモナ》を吊れる《アルバトロス》

など。

《MRC》《トワイライトΣ》《イカズチ》など、半ループ・無限ループコンボも目立ってきた。

入賞作レビュー

入賞作のコンセプトは以下の通り。

前回までと違って、分かりやすくてワクワクできるコンボが入賞している。 どれも類似した投稿のない、唯一性を持つ構築であることも共通している。 これが第1回ビルド杯だったら「やっぱこういうのが入賞するよなー!」と首を大きく縦に振っていたと思う。 選考傾向が変わったのだろうか。

  1. 《カチュア》×《グリーン・バルト》×《鬼流院 刃》
  2. 《ザビ・デモナ》×《ドラグストライク》
  3. 《N・ワールド》×《フルメタル・レモン》
  4. 《パンドラ城》×《エクストリーム・クロウラー》

1は言うことなしの美しいコンボ。 《刃》は《グリーン・バルト》にとって待望の、小細工なしで踏み倒したい緑クリーチャー。 《刃》《特効の菊》で《カチュア》が踏まれるのを防ぐという、コンボの先にも相性の良さが見えるのが素敵。

2は構成の鬼。 《ドラグストライク》のデッキに深刻な手札不足問題の解決策がいたるところに用意されている。 マナカーブも美しい。 ちなみに同一個人として3回目の入賞である。脱帽。

3はナイスアイデア。ただし決まらない。 《ヴィーナス》を出して《レモン》を固定するのは素晴らしい一方、その状況では《シーカイ》が腐る。 何かしらの解決策を見つけたい。

4は2,3展開→4《パンドラ》→5《エクストリーム》の流れが美しいと思った。 でもそんなに上手くいかない。 城サーチ用の《タケチヨ》、普通のエイリアンデッキでおなじみの《ザビ・デモナ》《ガロウズ・ホール》も試してみたい。

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デッキピックアップ

16弾分は、結果発表および有志カジュアル対戦会「裏デッキビルド杯」開催の前に選んだ。

『カチュア死海竜』

《カチュア》×《ロマノフ》×《ザビ・ミラ》。 昔のビルド杯で、《バベルギヌス》をありったけ並べて《ガラムタ》に繋いでフィニッシュというアイデアが投稿されていた。

この投稿の少し後から、ADランクマでも【カチュア死海竜】が流行。 安定を求めて赤を抜き、3t《ギフト》《カチュア》を狙う黒緑型がメジャーのよう。

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『プリンシヴァ』

《プリンプリン》×《トルネードシヴァ》×《無限掌》の無限アタックコンボ。 3-4件の投稿があった。 除去トリで止まるって? そりゃそうだ。

『奇怪Nワールド』

《N・ワールド》×《キキカイカイ》の実質《ロスト・ソウル》コンボ。 いくつか投稿があったが、こちらは《DDZ》を2体出すことで完璧なアウト勝ちを狙える。

『アルゴル口寄』

《セブ・アルゴル》×《口寄》で大量ドロー。 《コスモビュー》をもっと入れてみる?

『ガラムタスラッシュ』

《ガラムタ》の一例。 《ベア子姫SP》→《ミランダ》《シリウス》で《カンクロウ》が覚醒し、《ガラムタ》がチャンプされるのを防げる。 超次元ゾーンに《マシュマロ》があると嬉しいような気もするが、出すカードが入ってない。

『カブキリゼノン』

"ジャイアント・インセクト"の活用例。 進化が出たら自爆する《シャムシャム・カブキリ》と、ジャイアントが破壊された時にマナから踏み倒す《ゼノン・ダヴィンチ》の組み合わせ。 これ自分でも検討したことがあるが、インセクトを出そうとするのに夢中になって、《キリノ》でセイバーさせる前提の構築を考えてなかった。 《ヴィレム》の採用がカッコよろしい。 新弾要素は《炎獄スクラッパー》と言い張る。

『ラッカ究極リケ』

《リケ》の使用例。 軽減獣から繋ぐことで、緑なしのカラーリングでもスムーズなマナカーブを刻める。

『相撲デッキ』

《ツッパリキシ》×《イチバンボシ》の相撲コンビ。 前回入賞の『ダイダロイチバンボシ』と同じギミックにつき相性がよろしい。 《Dr.ウンリュウ》は誰も入れてなかった。

『永遠アメージング』

《永遠リュウ》下で《驚天》を出そうというギャグデッキ。 一発ネタかと思いきや、よく見るとマナカーブが綺麗だし、カード同士のシナジーもしっかりしてる。

『4cアルバデモナ』

《アルバトロス》×《デモナ》などの例。 《メフィスト》は《ジャスミン》との相性が良い。

15弾

総評

※ デュエプレサイキックの記事を書いたら燃え尽きてしまった。 ビルド杯記事を楽しみにしてくれていた方には申し訳ない。 後から傾向を見直したくなったときのため、簡単にメモをしておく。

個性の立つカードが数多く収録されていた。 変なデッキが沢山見られた面白い回。

投稿数611個。 デッキタイプとしては【MRC】【ラストストーム】が人気だった。

注目カードは

  • 進化条件が緩い《グレイトフル》2種
  • 吊り上げ対象が多い《エタサイ》
  • 皆大好きガチャカード《ホーガン・ブラスター》《ポジトロン・サイン》
  • 打点かさ増し呪文《カンクロウ・ブラスター》《ベター・トゥモロー》
  • 紙の頃から構築の自由度が上がった《ケンゲキオージャ》
  • マイナーどころのATクリーチャーを救う《オール・イエス
  • いかにもコンボ向きな《G・アイニー》

など。

入賞作レビュー

入賞作のコンセプトは以下の通り。 通好みな2枚コンボが連なる。

  1. ダイダロス》×《ドスコイ・イチバンボシ》
  2. 《マーシャル・クイーン》×《アルメリック》
  3. 《エタサイ》×《ジャクソン》(×《バルカディアス》)
  4. 《時空ギャラ》×《G・アイニー》
  5. 《時空ホーガン》×軽量進化

1は自分ならクローシスカラーで組んでたかも。 速度か安定性かの選択。

2はほぼ完成されている。 《オービス》は《マーシャル》の当たり先を作るのに一役買うだろう。

3もほぼ完成形。《城XENOM》は《ジャクソン》を軽減可能。 《ギガヴォル》の探索を確定にしたいため、いじるにしても呪文を入れ替える程度。

4は全然決まらなくて頭を抱えた。 それでもアイニーがエンジェルとドラゴンを繋ぐというイカした構想に拍手。

5もイマイチ決まらなかった。進化クリーチャーによって盤面を埋めないという発想には感服ながら、いかんせん4/40の《サファイア》がさっぱりめくれない。もう少しアタリを増やしてみる?

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デッキピックアップ

『スタンダードGアイニー』

《G・アイニー》代表。軽量枠は《スピア・ルピア》《バディ》、 生贄は《レッピSP》などから出てくる《時空GENJI》、 ゴールは《サファイア》がメジャー。

イカズチケンゲキオージャ』

イカズチ》下だと《ケンゲキオージャ》がノータイムで最終形態まで成長するコンボ代表。 超強そうに見えるが、色バランスやパーツ集めの要求値はそこそこ高い。

『ミルザムオチャッピィ』

相手ターン中に《ミルザム》がやられてシールドが手札に加わり、 それに対して《オチャッピィ》を適用することで緑マッドネスが発動できるかも。 このように、《オチャッピィ》はかなり特殊な挙動をするカード。

『セラフィナファイブスター』

《アマテラス・セラフィナ》《時空ファイブスター》の合わせ盛り。 《セラフィナ》は4ホールx2とか、《バリスパ》&《崩壊》などのアイデアが見られた。

『GENブラガンダヴァル』

《GENJI・ブラスター》のタップインを活用?して《ガンダヴァル》をパワーアップ。どうでもいいわ。

『イエスブルーレイザー』

《オール・イエス》代表。マイナーカードも実戦級になりうる。《シャイニー・ホール》もオススメ。

*1:今弾のレンタルデッキ3種でもある

デュエプレの殿堂・ナーフ論

お題

ふわっとした内容の考察お題なんですけどもデュエプレでナーフカードが増えてきて、アガピトスやダイアモンドブリザードのようなナーフしても依然として強く戦えるカードに収まるナーフとゲオルグ、アメイング、烈流神のようなもう2度環境に表すことのないレベルまで弱くされる、その違いってなんでしょうか?

https://odaibako.net/detail/request/33f1e54e-50e4-4c26-9fdf-defe895aef47

殿堂・ナーフ論については前から書きたい題材だったので、 この機会に色々書こうと思って考えていたら1か月近く経ってしまった。 申し訳ない。

DP殿堂とナーフの差

デュエプレで強すぎたカードは、DP殿堂(1枚制限)かナーフ(弱体化)のどちらかの措置で規制される。 ナーフの程度の前に、まずはこの差について考えよう。

まずは早速、自分の考える「DP殿堂とナーフの差」について述べておきたい(個人の推論であることに注意)。

DP殿堂カードは、綿密に調整した上で実装したが上手くいかず、調整班が匙を投げたパターン。

ナーフのカードは、サクッと調整したら強すぎたので、一度弱体化させてみようというパターンである。

言い換えると、開発班がナーフのアイデアを出せるならナーフで、そうでなければDP殿堂になる。 細かい要素は他にもあるが、この根幹部分は今までの判例に対して概ね共通していると思う。

DP殿堂をさらに分類

現在のDP殿堂組は、「デュエプレSR組」と「それ以外の元殿堂カード」の2つに分けられる。

SR組については、どれも紙のヒーローカードであり、デュエプレパックの目玉SRでもある。 デュエプレ環境で絶対に活躍してもらうべく、考えに考えて強いカードに仕上げた結果、 強すぎて手に負えなくなってしまったのだろう。 こういうカードの場合、後から下手にナーフしたせいで、カードの特徴と威厳がなくなってしまうのは避けたい。 元カードの特徴とカッコ良さをリスペクトした結果、栄誉あるDP殿堂に落ち着くのだと思う。

一方、残りの元殿堂カードについては、 「紙から弱体化させたつもりなのにダメだった。これ以上弱くする案が無いので殿堂しかない」という流れだと思っている。 《ビジョン》は《シェイパー》、《エタガ》は自身の弱体化版。 開発班の目線では、これで無理ならどうすればいいんだ!となっているに違いない。

ナーフの程度について

一方のナーフ組はというと、弱体化の程度がピンキリである。 調整後も環境で活躍するカードがある一方で、見向きもされなくなるカードもある。

正直に言って、ナーフの程度に関しては自分も明確な答えを持っていない。 枚数が多い上、個々の事情があまりにも異なるからだ。

一応、今の時点で自分が納得していて、なおかつそれなりに説得力のある説明ができるものについては、↓のような意見である。

  • 環境バランス的に必要だった《ブリザード》、コラボカードにもなった《アガピトス》は、ナーフ後も活躍できるようにデザインされた。
  • 《汽車》《タッチ》は、軽量ランダムハンデスを追放するという明確な思想があった。
  • 《驚天》はゲーム性を著しく破壊した上、重要なカードでもなかったため、念を入れて大幅に弱体化された。

他のカードは、今の能力になった蓋然性を感じない。 個人的には、《クワガタ》《レモン》は妥当で、《ゲオルグ》や《烈流神》は弱くなりすぎ。 そして、どれも環境では見かけない。 ただし、ナーフ後の使用者があまりにも少ないため、 カジュアルレベルであればほどほどに強くて良調整だという可能性も否定できまい。

公式の判断基準

ここからは、公式発表文から運営の規制に関する思想を紐解いていこう。

規制理由にたびたび登場する文言として挙げられるのは、

  • 全てのランクにおいて健全なゲームバランスが確保される
  • ランクマッチの「多様性」「流動性

の2点。 これらはすなわち、運営が対戦環境およびカードプールに普遍的に求めている条件ということになる。

公式による分析

公式説明文における、勝率や使用率の記述もまとめておこう。

  • 特:特定のランク帯において
  • 先:先攻での
  • / : ND / ADでの値。公式で記載が無いもの、自明なものは省略
  • ↑:以上

「上回る日も」といった表現の反映は省略した。

カード 勝率 使用率 先読み
リザード 55.3, 特65↑ 25.3
ボルバル 41.9, 大会でも高
汽車タッチ
ビジョン 54.1 (5.7) / 11.9
クワガタ 52.8, 特先60↑/ - 24.5 / -
レモン*1 19.7 / 18.2
テクノロジー
アガピトス 50.3 38.8
オルグ 50.3 21.6
驚天 57.3
先60↑
11.9
アポロヌス 54.8 / 55.0
先58.8(特60↑)/先58.8
12.9 / 11.9
エタガ 49.3 / 47.9 31.2 / 27.2
烈流神 特先60↑ 高い
竜極神 高い 40↑, 特45↑
ゼロフェニ 想定より長期間高い
レオパルド 先60↑ 10-15
モノノフ 特先60↑ 高い
ブレイブ 52/- 20/-
薔薇
ツヴァイ 55.7, 特60↑ 11.1
カスケード -/56.3, 特60 -/ 20.9, 特24
ヴィルジニア -/55.1 -/15.0
キリコ 51.6/- 12.2/-

これを念頭に置いたうえで、直接的な規制理由と基準を確認したい。

勝率

勝率は55%, 先攻勝率は60%超えがアウトのラインだと言える。

実は、「特定のランク帯では」という条件が付くのは勝率についてのみである。 普遍要素として挙げた「"全ランク帯で"健全なゲームバランス」というのは、主に勝率について言及したものだということになる。

使用率

  • 汎用カードの使用率は40%付近でアウト:《ボルバル》《アガピトス》《竜極神》など
  • 特定のデッキタイプの使用率は20%付近でアウト:《ブリザード》《ブレイブ》など

だと言える。

環境先読み調整

現状の勝率・使用率に大きな問題がない場合にも、 「今回の能力変更による影響と、今後登場予定のカードを考慮して」という理由で規制が入ることがある。

他カードの調整がもたらす環境への短期的な影響、およびカードプールにおける長期的な影響を考慮した、いわゆる「環境を先読みした調整」である。 特に後者は、強すぎるもしくは不健全なカードがプールに残ることで、今後の開発の障害になると判断された場合に適用される。


ほかにも、カードによっては固有の事情で規制を食らったものもある。 そちらは個別カードの方で補足したい。

個別カード

ここからはさらに詳しく……というか、 各カードに対して自分が思っていることをコメントする。

《ダイヤモンド・ブリザード

3弾収録、その2週間後に弱体化。 デュエプレ最初にして未だに最速のバランス調整である。 勝率も使用率も当然のようにアウト。カードパワーが異次元すぎたから仕方ない。

元が狂っているので、弱体化しても全然強い。 《ボルバルザーク》一強環境を防ぎたかったことのほかに、 ビジュアルの良いスノーフェアリーを環境に残したいという事情もあったかも。

ちなみに、墓地回収が消えたことで元カードの特徴が半分失われた。 元はVRのマイナー寄りカードだったので、プレイヤーの印象に残りすぎたプレ版の特徴が尊重されたか。

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無双竜機ボルバルザーク

3弾収録、5弾中盤にDP殿堂。 3弾時点では「耐える」デッキが弱かったが、【天門】が登場した4弾からはその脅威を遺憾なく発揮し始めた。

登場から2年以上がたった今も、デュエプレ史上最強カードと言って良いのではないか。 勝率のデータが無いのは、《ボルバル》が多すぎてかえって勝率が50%に収束したからだと思っている。

当時のデュエプレ界隈は、ナーフ派・殿堂派・規制不要派の3つに分かれ、混沌を極めていた!

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《汽車男》《ゴースト・タッチ》

1弾環境から存在、5弾中盤にナーフ。

原因が強さではなく「閉塞感」のみなのが珍しい。 【青黒ボルバル】がきっかけで消えたことになっているが、 本音は1弾から続くランダムハンデスへのヘイトに終止符を打ちたかったということだろう。 紙ではこの2枚が可愛く見えるほどの血も涙もないコントロール合戦があったので、 調整班にも「この2枚すら規制しないとアカンのか……」的な葛藤があったのは想像に難くない。 規制に踏み切ったのは英断だったと思うが、 もっと早くにやっておけばユーザー減少に歯止めがかかったかもしれないと思うと悔やみきれない。

以降ランダムハンデスは長らく封印されていたが、16弾でついに《特攻人形ジェニー》が登場し沈黙が破られた。

《ストリーミング・ビジョン》

1弾収録、8弾中盤にDP殿堂。 1弾の頃も【青単】で使われた実績があったが、単体のカードパワーはそれこそ1弾相応である。 問題になったのはひとえに【ツヴァイ】のせいだ。

規制時の説明文では、

  • ほぼ水文明で構成したデッキのうち*2
  • 《クリスタル・ツヴァイランサー》を使用し
  • 《インビンシブル・テクノロジー》を使用していない

という、とんでもなく回りくどい説明を受けた。殿堂根拠は、

  • AD【ツヴァイ】の使用率はNDの倍以上
  • ADでの勝率54.1%で、アウトに片足突っ込んでいる

ということ。

実は、説明文にはNDの【ツヴァイ】の勝率が示されていない。 NDとADで勝率はさほど違わず、それが殿堂根拠を示す際に合理性を欠くため、あえて表記されなかった可能性がある。 なんとか《ツヴァイ》本体を生き残らせたい魂胆が透けて見えるというものだ。 その《ツヴァイ》も後にメスが入るのだが。

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《ジェネラル・クワガタン》

8弾収録、8弾中盤にナーフ。 8弾前半の【トリーヴァパンダ】を最強たらしめていた理由。 リリースされてから次の弾が出る前に規制を食らったのは、《ブリザード》の他にコイツと《レモン》だけである。 種族:コロニー・ビートルとかだったら許された可能性が微レ存。

全盛期の【トリーヴァパンダ】が強かったのは、《クワガタン》のほかに《アガピトス》までいたからである。 仮にナーフ前《アガピトス》を【パンダ】が手にしていなかったら、コイツはどうなっていたのだろうか。

《剛勇王機フルメタル・レモン》

8弾リリース、8弾中盤にナーフ。 これでも収録時はネタ扱いされていた。

状況分析に「《アガピトス》とセットで採用されていることが多く~」とあるにも関わらず、 こちらだけに規制がかかった。所謂とばっちりである。 ただし、《アガピトス》がいなくても普通に強かった説は割とある。

紙の能力に戻っただけなので、調整内容に文句は言えまい。

《インビンシブル・テクノロジー

6弾収録。 7弾環境中期にコスト1減の上方修正を受けてから環境に姿を見せ始め、 《キング・レムリア》などの露骨な強化までもらった挙げ句、9弾環境前半にDP殿堂。

決してヒロイックとは言えないが、 カードデザインの派手さと背景ストーリー上の存在感があるため、紙版でもプレイヤーの印象に残るカードである。 そこからわざわざSRに抜擢、効果も大幅変更、さらに上方修正まで貰うというテコ入れっぷりを見るに、かなり張り切って実装されたものと察する。

同時施行の諸調整に伴う短期的な環境変化、長期的なカードプールの推移という、2つの観点から制裁が下された。 タイムリミット系のデッキには、この時点でも【黒緑ドルバロム】が存在していた。 《テクノロジー》だけ沈められたことにはやはり意味があるのだろう。

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《連珠の精霊アガピトス》

8弾収録、9弾前半に弱体化。 関連パーツの規制の後から自身も弱くなる、「本体がダメだった」シリーズその1。

出た当初はそこそこの評価だったが、その実態はとんでもない凶悪クリーチャーだった。 8弾環境前半は2強だった【ゲオルグ天門】【トリーヴァパンダ】の両方に入り込み、 《レモン》弱体化後も「白が入る理由」としてデッキ基盤になり続けた。

元が強すぎただけで、弱体化後も《ヘブンズ》から出てきうる6マナ3打点という特長は失われていない。 弱体化後も【ラッカマルコ】のパーツとして活躍した。

調整後もそこそこ強い事に対し、「WIXOSSコラボがあったゆえにナーフを手加減されたのだ」とする意見も見られた。 しかしながら、発表当初は「コスト2以下はさすがに終わったか?」という見方が優勢だったように思える。 真相は闇の中である。

《驚天の超人》

8弾EX収録、9弾前半に弱体化。 コイツを軸にした【驚天ビート】は、8弾EX後期~9弾初期のゲーム性を完全にぶち壊した。 コストが倍になるという見るも無惨な調整も、その罪を問われたと考えれば残当

説明文には「使用率、勝率ともに""本来の""想定を上回っており」という、他には見られない表現がある。 リリース時点では影響力が極端に過小評価されていたことが見て取れる。

もう1枚の主犯格《運命の選択》は、素知らぬ顔で【ガントラビート】を支え続けた。

《超鎧亜キングダム・ゲオルグ

8弾収録、9弾前半に弱体化。 見れば皆頷く強カードが、ナーフで腑抜けになってしまった。

【ゲオルグ天門】のキーカードのように見えるが、コイツも汎用性がかなり高い。 【ゲオルグスターマン】【ドロマーザマル】【ドロマーテクノロジー】など、数々のデッキを環境まで引っ張り上げた実績がある。 特に《ウルコス》《カチュア》《ゲオルグ》《サファイア》での全焼却5キルは凶器にして狂気。

《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》

7弾収録、9弾EXリリース時にDP殿堂。 【アポロヌス】は《アガピトス》《ゲオルグ》の盤面処理能力によって抑制されてきたデッキタイプだった。 その2枚が弱化したのを良しとばかりに、9弾環境後半を暴れ散らかした。

勝率、使用率、今後のカード開発と、あらゆる判断基準に引っかかった絶望的カード。 規制と同時に実装の《ボルフェウス》を引き立てるために退場させられた、という背景もあったりする。 《ボルフェウス》に限らず、《ソルフェニ》《ヴァルキリアス》《ビッグバン》など、 程度の差はあれ「《アポロ》でよくね?」だったカードは枚挙に暇がない。

規制後も《ヘリオライズ》で実質5積み出来ているようなものだし、 バーターとして収録された《センチネル》自体も普通に強い。 11弾環境の公式大会でも、【アポロリペア】は優勝に輝いた。 やっぱダメだこのカード。

※ 公式レターは現在消えているので、レビュー動画を載せておく。

www.youtube.com

《魂と記憶の盾》

5弾収録、10弾リリース時にDP殿堂。 このカードが辿った道のりは結構複雑なので、別記事の解説を読んでほしい。

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使用率は約3割。 実は《ボルバル》《アガピ》《ゲキメツ》の40%ラインには届いていないのだが、 特定デッキへの採用率・枚数が極端に多いことも考慮して殿堂入りさせたと解説されている。 これは調整班が《エタガ》に縛られた環境となることを危惧したということ。 「流動性」を重視した措置なのだろう。

一方、このカードには「閉塞感」要素もあるといえばある。 10弾で《ロマノフ》《紫電》らの非進化切り札が出る前に、急いで《エタガ》を規制したかったという説もありそうだ。 DP殿堂の理由に「限られた時間では手の打ちようがないから」もあると睨んでいるので*3、 今後こういうパターンのカードが出てくるかどうかに注目している。

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《烈流神》

8弾EX収録、10弾環境中期にナーフ。 【ガントラ】【パンダ】【ラッカマルコ】など、あらゆるビートダウンの強すぎるサブアタッカーだった。 唯一の対抗手段《エタガ》が消えたら《烈流神》が暴れることなど、誰にでも予想がつく。 ただし、コイツのせいだけで先攻勝率60%以上にまでなっていたかと聞かれると、そこまでか?という気がする。

ナーフは《ウンギョウ》のコスト増、さらにアンブロッカブル削除のダブルパンチ。 流石に厳しすぎたようで、ランクマはおろかカジュアルマッチでもほとんど使われなくなった。 どちらかだけ消すのでも良かったように思うが……。

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《竜極神》

8弾収録、10弾EXリリースと同時にDP殿堂。 8弾三馬鹿SR*4のうち、最後の生き残りだった神。

《エタガ》殿堂以降はターボ《ゲキメツ》へのまともな対抗札がなかったため、誰にも手がつけられなくなっていた。 《烈流神》亡き後はビートダウンが弱体化し、いっそう立ち位置が良くなった。 10弾環境で花開いた【武者】のサブプランとして、最後まで華々しく活躍した。

規制理由は主に使用率、ついでに勝率とのこと。 長らく環境に影響を与えてきたにしては、説明文はあっけないほど簡素である。 余裕が無かったのか、はたまた必要最低限で要件を済ます方針に転換したのか。

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《暗黒凰ゼロ・フェニックス》

9弾EX収録、11弾リリース時にナーフ。

初期からあれだけランデスに慎重だった開発班が、《ショック・ハリケーン》を実装して【自壊ゼロフェニ】を推奨してきたのは衝撃的だった。 それでいて、「(害悪として)想定より長い期間一定の使用率を維持している」のを理由に規制するという自己矛盾。 規制をかけるのも遅すぎである。 新規ユーザーの流入が見込めるにじさんじコラボ(10弾環境中期)の際にもコイツを野放しにしていたのは意味不明だ。

世間的には、「自壊型は倫理的にダメだが、コントロール型は無調整でも良い」という論調が優勢だった。 個人的には、効果発動を相手ターン中だけにすればよかったと思っている。 《ゼロフェニ》はシールド焼却できるので、トリガーで自ターン中に倒されることはない。

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《統率するレオパルド・ホーン》

6弾収録、12弾環境中期にナーフ。 史上初、AD環境のみのバランス調整を目的とした施行である。

ADの《レオパルド》入り【黒緑速攻】は、9-10弾環境の時点でもほぼ一強状態だった。 目立った欠点と言えば色の都合上SAが無いことくらいだったが、11弾の《ハックル・キリンソーヤ》でそれを克服、 12弾の《ワーム・ゴワルスキー》や13弾収録予定の《デスマーチ》がそれに追い討ちをかけたことで、これ以上無視できない存在となったか。

先攻勝率6割とされているものの、実はこのデッキは後攻でも出力がほぼ落ちないので、総合勝率も高かったと思われる。 使用率も10-15%と低めに見えるが、多様性が特徴のADにおいて同じデッキタイプがこれだけ使われているのは異常だった。

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《モノノフ・ルピア》《ブレイブ・ルピア》

《モノノフ》は9弾収録、《ブレイブ》は12弾収録。どちらも13弾リリース時にナーフ。 それぞれ【剣誠】【NEX】の「強すぎるお供の鳥さん」として、両デッキを環境トップに導いていた。 これらは12弾を超高速環境に仕立て上げていたデッキでもある。 13弾で導入されたサイキックたちが活躍できるよう、この規制によって全体的にゲームスピードを落としたかったのだろうか。

サーチがトップ固定に、強かったおまけ効果も超マイルドになったため、彼ら自身はほぼ再起不能である。 その一方、《剣誠》は他のサムライたちで、《NEX》は《ボルシャック・ルピア》でリペア可能である。 テーマデッキ用のオリカとして生まれてきて活躍したのは良いものの、最終的にこのような扱いになってしまったのはちょっと可哀想。

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《薔薇の使者》

12弾収録、13弾リリース時にナーフ。

規制理由は環境先読みの一点だけ。 【NEX】【剣誠】が暴れる高速環境で【キリコ】が生き残るための必要悪だったが、その必要性がなくなったことでサクッとナーフされた。

5マナ時代は5t《キリコ》の安定化に一役買っていたが、6マナにされてからは滅多に見なくなってしまった。 ちなみに5t《キリコ》自体は《薔薇》なしでもそれなりの確率で決まる。

《クリスタル・ツヴァイランサー》

6弾収録、14弾中盤にナーフ。 本体がダメだったシリーズその2。 《レオパルド》に続いて2枚目の、ADのみに影響する規制である。

元々狂ったスペックだったが、説明文にもあるように14弾で《アクア・メルゲ》《アクア・ジェスタールーペ》の2枚を獲得したことで臨界点を突破した。 むしろ《ツヴァイランサー》を満場一致で退場させるためにこの2枚を収録したのではないかという見方すらある。 ちなみに「リキピ5体」に弱体化されてなおランクマで戦えるらしい。

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《ダイヤモンド・カスケード》

15弾収録、16弾中盤にナーフ。 規制理由はADで、NDはその巻き添えを食らった形である。

《ブリザード》《カスケード》は、それぞれ単体だけでスノーフェアリーを環境トップに導くだけの狂ったカードパワーを持っている。 その2枚がシナジーも相性補完も完璧にこなしていたので、もうどうしようもなかった。

説明文によれば16弾で《ジャスミン》を得たのが規制のきっかけだそうだが、15弾時点でもAD環境は完全に【スノーフェアリー】に歪められていた。 本来なら《ツヴァイランサー》同様、15弾のうちに調整が入って然るべきだった。 16弾半ばまで放置されていたのは、もはや開発班の興味本位で《ジャスミン》入りの型を世に出したかったからではないかと疑ってしまう。

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《魔光蟲ヴィルジニア卿》

11弾収録、16弾中盤にDP殿堂。 紙では《B・ロマノフ》を吊り上げた罪により殿堂入りしたが、 プレでは《Bロマ》自体のコスト減、《カラフル・ダンス》の使い勝手悪化、 《進化設計図》によるリソースを武器にした型の登場などの背景があって、規制を免れていた。 そして今回、デュエプレオリカ《MRC》を吊り上げた罪で別件逮捕となった。 歩んだ歴史こそ紙と違うものの、結局殿堂入りしたことには苦笑いを隠せない。

説明文は主にADでの実情を述べ、特に【スノーフェアリー】の弱体化でさらに【MRC】の勝率が上がる見込みだとしている。 しかし15-16弾環境に理解があれば、この記述は相応しくないことが分かる。

ADで【MRC】の勝率が高い理由はその出力もさることながら、天下の【スノーフェアリー】に勝てるからである。 小型ブロッカーによる耐久とトリガーのカウンター性能、《ディアス》《崩壊と灼熱の牙》《ギガボルバ》《死海竜》などの封殺性能が【スノーフェアリー】に有効なこと。 そして【スノーフェアリー】の影響力により、【MRC】の天敵である《お清め》《N》などが入り込む余地すらないほど環境が歪んでいたことが、【MRC】跋扈の要因である。 他方のND環境では【スノーフェアリー】のような一強はおらず、《お清め》《N》といったメタカードを組み込むことのできるデッキタイプが多いため、 【MRC】の勝率・使用率はある程度抑え込まれている。 この情勢に鑑みれば、ADで【スノーフェアリー】が弱体化した場合、ADはNDのように多様性を持ち始め、その結果【MRC】の使用率は下がるはずである。 残念ながら、公式の説明文は的を外していると言わざるをえない。

それはそうとして、【MRC】単体は対策必須の激強デッキだったため、何らかの方法で弱体化することには大賛成。 紙のデュエプレコラボデッキに収録されようというタイミングで下方修正を食らっているのは滑稽だが。

《エンペラー・キリコ》

12弾収録、16弾中盤にDP殿堂。 本体がダメだったシリーズその3。 コスト増やしてターン1制限をつければ大丈夫!などということもなく、無事殿堂入りと相成った。

奇しくも《薔薇の使者》同様、規制理由は「環境先読み調整」である。 《キリコ》は踏み倒し先の制限がないので、16弾環境で言えば《N》《エクス》《リュウセイ》のような新戦力が、今後も容易に取り込まれるだろう。

実は新規DP殿堂は《竜極神》以来1年ぶり。 デュエプレの調整はナーフが多数派だが、《ヴィルジニア》と《キリコ》が同時に殿堂に指定されたのは、 やはり紙に引きずられているからだろうか。

まとめ

  • ナーフ案が思いつけばナーフ、手のつけようがなければDP殿堂。
  • DP殿堂組は、SR組と元殿堂組に分けられる。
  • ナーフの程度は、理由付けしやすいカードとそうでないものがある。
  • 調整の根幹理念は、全ランクでのデッキバランスと、多様性・流動性の確保。
  • 勝率は55%, 先攻勝率は60%, 使用率はカードが40%・デッキが20%でアウト。
  • カード開発への影響や「閉塞感」などの理由もある。

おわりに

国内大手DCGだと、シャドウバースは原則効果調整のみ、デュエルリンクスは原則制限のみ。 ナーフも制限もあるデュエプレは、良く言えば柔軟性があり、悪く言えばどっちつかずである。 この形式を取る以上、制限改定はユーザーが最も納得のいくものを施行するように頑張ってほしい。

それはそうと、DCGユーザーは「公式文」をネタにするのが好きな種族である。例としては、

  • シャドウバース
    • 「過剰なストレス」
    • 「相手が敗北します」
  • デュエルリンクス
    • 「いつでもデュエルを終わらせる強さ」
    • 「この一枚で勝利を確信できる程に有利な状況を作り出せる」
  • デュエプレ
    • 「閉塞感」
    • 「挙動が直感的でない」
    • 「把握していてもうっかりやってしまう場合があり」

などなど。そういう意味でも、今後のゲームバランス調整が楽しみである。

*1:オルグ天門

*2:タッチ《スパーク》の存在を示唆している

*3:特にこの時期はEXパックのせいで開発スケジュールがタイトだった

*4:《アガピ》《ゲオルグ》《ゲキメツ》。これが全部入ってたのが【ゲオルグ天門】

白緑ドラヴィタマザホ / 次元ゼロフェニ / ダンシングビースト16 ほかお題箱【デュエプレ】【DMPP-16】

『ダンシングビーストver.16』

ダンシングビースト改良版です

16弾で追加された戦力として特に強力なのはビーストフォークとしてタイガ・ジオバリバリミランダと汎用トリガーとしてデスゲート・DNAスパークの2種です

タイガが入ったことによりヒッポやアニマベルギスといったSA化の手段が別途必要なものは除外し受けを強めてハンター速攻などにも対抗できるようにしています(特にヒッポに関してはミランダからジオザマンを出す動きでギガヴォル等でマナに埋めたパーツも回収しやすくなったのもリストラ要因)

またミランダが裏面マティーニシリウスを出して受けとしても良しカイマンかコーシロウを出して攻めにするも良しの汎用カードでアルバトロスから射出しても強いので極めていい強化をもらえたデッキだと思います

逆に最初入れたけど抜いたものとしてはビーストフォークの受けである特攻の菊(自ターンにアルバトロス破壊した際に探索に引っかかるとだいぶ嫌)です

現在ADで使用中ですがプラ3~4前後をふらついております

速攻対面だと意外と戦えるし天門もそこそこウインドアックスやデスゲートのおかげでやれる・ライゾウも間に合いさえすれば鼓舞のパンプでパワーラインがアカギ圏内を超えやすいので結構やれるのですがMRC相手が壊滅的に苦手(ディアス覚醒されやすいのと序盤に出てくるブロッカーが多いため1点刻んで2点×2+ダイレクトという形が作りにくい)なので伸び悩んでる印象です

超次元含め改善案などありましたら教えて頂けると嬉しいです

https://odaibako.net/detail/request/e48fc3a7-427e-45bb-a1b6-92baa9e4c596

送られてきたレシピ。

割と完成形に近いのではないかと思う。 ランクマでかなり使い込まれているようなので、下手なアドバイスはかえってデッキを弱くする。

とりあえず【スノーフェアリー】対策で《ジョンジョ・ジョン》。 《コーシロウ》は多分8マナまでたまらないのでOUT。

提案できる大雑把な方向性としては、 《サイン》《スパーク》《デス・ゲート》あたりの重いカードの枚数を調整すること。 役に立っていないと感じたカードを減らして、《ダライフ》《タイガ》を増やす、あるいは《幻緑》《アニマベルギス》の枠に充てる。

【MRC】に勝つのは至難の業である。 あちらのブロッカーやトリガーを考慮すると、《お清め》か《N》を使って墓地メタを張ったデッキ以外は安定した勝率を出せない。 こちらの《ダライフ》《ギガヴォル》の墓地肥やしは、相手の【MRC】を手助けする要素にもなる。 いっそのこと、相手にするのは諦めて、他のデッキへの勝率をキープしたほうが良いと思う。 あるいは、《セレスト》でブロッカーをタップしながら《鼓舞》のWB化能力を起動すればワンチャンスができるかも。《ギガヴォル》の探索が濁りやすくなるのがイマイチだが。

『奇怪N』

ハンデスするのは難しい環境ですけど…キキカイカイがいる状態でNワールド出せたら5ドロー+全ハンデスできるってことでは…!?

https://odaibako.net/detail/request/112066e6-32c6-44e9-ad22-877d5773b6a0

こういうヤツだね(ビルド杯より)。 これは《テクノバスター》でロックをかけた上で、《ディアボロス》の覚醒条件で山札を回復し続けて相手をアウトさせるというコンセプト。 まさに邪道に外道。

『4cコントロール

いつも動画を楽しみにしております。 NDでガイアール、MRC、ハンデスデッキが増えたことによってドラヴィタ、キング、クイーンが刺さるんじゃないかと考えた結果割と欲張りなデッキになってしまいました。(ガガアルカはエイリアン相手だと意味ないので不採用) お清めも積んだりしたいのですがそうするとトリガーが薄くなったりしてしまって改善案を是非お聞きしたいです。 グライフはDDZを覚醒ジオザマンでガドホ回収 DDZを戻すひっくり返すのループで相手をLOさせる為に2枚だけ積んでます。 ハンドは薄いのでジオブロンズマジックで補ってます。リップルは相手に手札を見せてしまう為採用にも悩んでいます。 採用候補のカードがあれば是非教えて頂きたいです。

https://odaibako.net/detail/request/4e572ee9-b932-4ecf-a67f-6febf3dacd1c

送られたレシピ。

ガチデッキ、しかもグッドスタッフのチューンは難しい。

ランクマに行くなら【MRC】対策の《お清め》は必須。

緑確保のため《ジャック》→《クロス・アイニー》。

ミランダ》はあまりコントロール向きのカードではないので減らしたほうが良いかも。 《グライフ》の種、《ヘヴィ》の生贄など役割はあるが。

《ボルシャリオ》の探索対象が4種類になっているので、《炎スク》を削るのがよいか。 火力の枚数は《クロス・アイニー》と《ジャック》で調整。

自分からアドバイスできるのはこのくらい。 好成績を残しているレシピを引用してお茶を濁したい。 《クイーン》の枠は《バルカディアス》にしているレシピが多いようだが、 《ジャック》《クロス・アイニー》から進化できたり、早めに超次元呪文に蓋をしたりできるので差別化はできると思う。

『アナザビミラ』

デッキビルド杯には向かなそうと思ったのでこちらに。紙の方のアナカラーデッドゾーンというデッキを少しいじって、フィニッシャーをザビミラからの死海竜にしたデッキです。

序盤はJJジャスミンを使い、中盤はジオザ・マンやリバイヴなどでリソースを確保し、除去ハンデスでコントロールしていく流れになってます。死海竜+Wブレイカー+アンタッチャブルで綺麗に勝てるので詰め方も悪くないです。結構ガチに組み込めそうだと思ってるので意見などお願いします。それにしてもジオザ・マンの確定回収強いですね…

https://odaibako.net/detail/request/38b6616d-ed10-4068-addc-b8c27ece286f

送られたレシピ。

コンセプトは了解した。

ただデュエプレにおけるこのカラーリング、どうしても限界がある。 とりあえずデュエプレの屈強なビートダウンに対抗するため、ガチで行くなら《ミカド》《ガンヴィート》《ディアス》、《シュヴァル》あたりは必須だと思われる。 《ザビ・ミラ》からも《シュヴァル》《ガガ・シリウス》が出せると嬉しい(生贄が2体しか用意できないときのために)。 しかしながらそこまでやると、《ザビ・ミラ》の種に必要な小型サイキックのスペースが無くなり、コンセプトとして破綻してしまうという罠。

ミランダ》や《セブ・アルゴル》などで誤魔化すか、防御を捨てるかの2択を迫られている。 NDに《ビューティシャン》が積める時代ならちょっとはマシだったのだが……。

《ローズ・キャッスル》は今の環境あまり刺さっていないので差し替え候補。

《ザビ・ミラ》まで繋ぐなら《トリプルマウス》が欲しい。

今までの感覚だと《ザビ・ミラ》は3以上積みたいのだが、《ジオ・ザ・マン》の確定回収、《リバイヴ》の墓地回収もあるから大丈夫なのか。

少し系統が違うが、ちょっと前に組んだ『アナカラーザビイプシロン』のレシピを載せておく。 こちらは少しでも早く《シュヴァル》の覚醒ができるような構成にしている。

『未来ドラヴィタver.16』

以前未来ドラヴィタのお題を投げた者です。今弾追加されたマザーホールと組み合わせたら結構強かったのでご報告にきました。

特にドラヴィタ→マザホ(エンコマブロッカー+シュヴァル)と出すことでシュヴァルが覚醒するのが強く、場合によってはジオザマンでリソース補給、ドラヴィタ+セイントマリア+ファイブスターでファイブスター覚醒なんてことも出来、可能性を感じました。

ただMロマノフに対応しようとしてお清め入れたりしているうちに呪文の枚数が増え、未来設計図がすかった時に「あ~~~~~」となりデッキ解体してしまいました…。ミケガモさんのドラヴィタマゾホを一度見てみたいです。

(一部修正)

https://odaibako.net/detail/request/33a128d5-8fae-444f-af5a-6f46cc2be695

レシピくれよ! 面白そうじゃんか!!!

確かに6の動きとして《マザー・ホール》は良さげ。 もう一つ、《四つ牙》という面白げなカードを見つけた。 《青銅》を出す意味になり、《ミランダ》とも相性が良く、ブーストすれば《マリア》にも届く。

というわけでこんな感じでいかがだろうか。

実は《特攻の菊》は《マリア》と相性が良くない。適切なトリガーがあれば入れ替えるべき。

リップル》《グライフ》のコンビもできれば入れたかったが、 これらは《未来》よりは2マナブーストと相性の良いカード。入れる場合は基盤を変えたい。

『次元ゼロフェニ』

ロスチャでゼロフェニを落として、進化元をキルとマシュマロ、鰻の合体前45組の二パターンで用意するデッキに当たったのでとりあえずミケガモさんに投げときます

https://odaibako.net/detail/request/5935e420-d184-4409-ae92-0a2aadd9a685

デッキビルド杯にもいくつか投稿があった『次元ゼロフェニ』。 5ホールで《キル》《マシュマロ》すれば、赤黒の種を一度に用意できる。

赤をメインデッキに全く積まなくていいので、青黒にして安定感を確保。 《ザビ・デモナ》も、黒でありながら実質赤のクリーチャー。 《ブーストグレンオー》が優秀なcip持ちの赤なのがグッド。

サブプランとして《エナホ》《ガロホ》からの《アレグル》《死海竜》セットがある。

『白黒メタ』

NDで完成した比較的ガチ構築です。

プラチナ帯は《デーモン・ハンド》とかの除去が下火になっていて、肉弾戦とバウンス(サーファー、バースター、エナスパ)による面処理が盛んなため、《クルトSP》が《シュヴァル》疑似反応クリーチャーかつ《琥珀草》の上位互換、《天運のファイブスター》覚醒で強かったです。《キル/セツダン》を添えればサイキック軍団で無茶苦茶耐久できます。

《ドラヴィタ》+《オールイエス》、《ガガカリーナ》+《ファイブスター》《シュヴァル》とかは某Wikiで既出のためTCG時代で考案済みの戦法と思われますが、このハンター・エイリアンばっか収録されたDMPP-16下でのNDで素直なデザイナーズに頼らずそこそこ勝てるデッキができて満足です。

https://odaibako.net/detail/request/6de7022b-3709-4160-b860-64e7a7c0e840

送られたレシピ。

2種類の《ファイブスター》は実際強い。 メインデッキの方は3積みしても良いと思う。 トリガーが多めなのも含め、対ビートダウンにはかなり強くなっている。

一方で、対コントロール性能がとても低い。 手札補充のため、序盤から《オール・イエス》で削っていくプランを見据えて《ガガ・ピカリャン》を入れたい。 《イエス》に寄せるなら《ヤミノカムスター》なども良い。

抜くのは守りを固めるカード。 5マナが渋滞しているので、ここを8-10枚になるまで削る。 《カーラ》《シャドウ》も削れる。

軽量呪文も入れ替え候補だが、全部抜くと《ドラホ》の回収先がなくなる。 《サプホ》は《イエス》ビートにも使えるので残しておくのが良いか。 《ドラホ》の半分の枚数くらいは投入しておきたい。

《スパーク》も悩ましい。《ドラヴィタ》との相性は良いが、 《ファイブスター》がやたらめったら盾を増やすため、シールド追加は発動しないかも。 タップキルは《シャニホ》でもできることを念頭に、少し枚数を減らしても良さげ。