ミケガモのブログ

ディメンジョンブリンガー/サンバースト/モナークホーガン/シーザータッチャOTK【デュエプレ】【DMPP-14】

デッキレシピはURLで送ってくれ定期。 考察系のお題は後ほど。

『ディメンジョンブリンガー』

ディメンジョンホーンに影武者ソウルブリンガーをクロスするとかして、自身を生存させながらタップスキルを何度も使うという実用性皆無のコンボデッキは構築可能ですか?(「それカチュアで良いじゃん」は禁句でお願いします)

https://odaibako.net/detail/request/4bfdce38-096e-4c18-a518-3ecc9a9f0a06

いくらでもある。

これがおそらく一番素直なタイプ。 条件が揃えば毎ターンタップスキルを発動できる。

こちらは《イカズチ》と始動1体を用意し、《アンタッチャブル》+何かを呼び出す。 《アンタッチャブル》を犠牲にし続けて、1ターンのうちに軽量サイキックを全展開する。

最もイカれているのがコレ。

《トライバル・コミューン》を撃って、《ディメホ》《バックラー・ホーン》の2体をパンプ。 《ディメホ》で《チャクラ》を呼ぶと、2回目以降は最小パワーが《チャクラ》になるので、《チャクラ》が場と超次元ゾーンを往復する。 待機させた《イカズチ》で《ディメホ》の呼び出しをループして無限ブーストし、最終的に高コストサイキックが盤面いっぱいに出せる。

実戦では絶対に決まらないだろうが、パズルデッキとしては最高級品。

一応、自分で組んだのも載せとく。

『サンバーストNEX』

サンバーストNEXが好きだったので上手く活躍させようと作りました。 無課金であるもので組んだため自由に組み替えていただいて構いません。 基本的には手札を増やし、バトルゾーンに大量に展開し、エクストラターン やブロック貫通で殴り切ります。 タップキル、マッドネス、耐久など様々な動きができます。 NDプラチナ帯6連勝です。

https://odaibako.net/detail/request/966ce72d-cdf9-438e-894a-63f57e3f92d7

送られてきたレシピ。

うむ。……これどうすればいいの? オリジナリティはあれど、どこもおかしいところは無い。 勝ててるなら診断希望でもないよな。 無課金という割にはSR・VRも結構入ってて、資産家の手で改造してください!という感じでも無さそう。

3~4コスト帯が少ないので《ボルシャリオ》、薄く《マッハアーマー》は候補入りするか。 トリガーもちょいと薄めなので、欲しくなったら《ヘヴンとバイオレンスの衝撃》も勧めておく。

《スターダスト・NEX》を待機させておくと、《サンバースト》に反応してタップできるので1匹余計に倒せるのはグッド。

『ホーガンバロムモナーク

バロムモナークからデストラーデやホーガンを出す青黒ベースでタップ要員にタッチ白のデッキを組んでみたいと思ってカジュアルで回してみましたがあんまり上手く行かなかったのでこのコンセプトで組むならどうするのがいいか考えてくださるとうれしいです ホーガンで出せる7コス以下でバロムモナーク効果を活かせる複数回攻撃可能なデーモンコマンド……オルゲイト!?と思って入れてみましたが自分のクリーチャーの破壊にしか反応しないので上手くセレストを探索できた時くらいしか役に立ちませんでした

https://odaibako.net/detail/request/0640523b-de22-4b0a-9b8c-3d94a8736f92

前に作って感触の良かったデッキがあるので、それをベースにした。 《レムリア》の枠をそのまま《ホーガン》にするだけでいい。

踏み倒し対象は《ロスチャ》で落とせる《ホーガン》がいれば十分と判断し、《デストラーデ》は一旦保留した。 白マナが少ない構成なので、色合わせとしては《デストラーデ》も優秀。

本当は《ロスチャ》で黒クリーチャーを落とす構成にして、いざという時に《デスマーチ》の種にもできるようにしておくのが美しいのだが、ここは妥協ポイント。

《オルゲイト》は……お察しの通りです。

『シーザータッチャワンショット』

シーザーの攻撃時に超次元2種とキリモミ打ってアンタッチャブルを3枚展開して3点+1点+1点で顔までいくってデッキです。安定感はあまりないですが、最速5ターンキルできるのでよかったら見てみてください

https://odaibako.net/detail/request/a5f53f70-96e6-4f11-95b2-79d5ede89757

お題箱に送らずとも、ビルド杯タグで既に見せてもらったぞ。 《ボルホ》《キルホ》でブロッカーをどかして殴れるので決まりやすい。

《ボルホ》は《シーザー》の効果で確定で落とせるので、3積みでもいいのかもしれない。 ADで組むなら、確実にディスカードできる《ザーク・ゼヴォル》なんかも良い。

《ラビリンス・ローズ》がドロソになると見せかけて、返霊で墓地がリセットされるため殴れないのがウケる。

赤青ヤヌスオーフレイム【デュエプレ】【マスター】【DMPP-14】

デッキレシピ

  • コンセプト:C
  • 完成度:A
  • デッキパワー:S
  • 思い入れ:C

2022/6/13, ディアボロカップNDマスター。 道中9連勝した。

レシピは↓で改造したものそのまま。

mikegamo.hatenablog.com

レシピ解説

3《エクストラ・ホール》→4《オーフレイム・ホール》と繋ぎ、《ヤヌス》×《オーフレイム》の布陣で殴り込む。 これは4マナホールが出たデュエプレならではの動き。

実は2→3→4の流れなら、《オーフレイム》でなく《ジョン・ジョ・ジョン》でも割り切り可能。 しかしながら、覚醒後《オーフレイム》はパワーが8000もある。殴り返し耐性を考えると、《オーフレイム》のほうが強いと思う。

サブプランには、デッキを回すための《リーフ》エンジンと、 赤青2色かつ《リーフ》を探しに行ける《ピピッピ》。

《青ヤヌス》と特に相性の良い《ボルホ》、押し込み用の《GENJI》、一応進化クリーチャーの《マリベル》を補助で入れて〆。 基本的に速攻するので、順当に行くと6ターン目にしか出ない《GENJI》は少なくて良い。 《マリベル》はあんまり使ってない。1回、《リーフ》の上に乗せて2回バウンスのおかげで勝った試合あり。

有利不利はたぶんこう。今環境、【ライゾウ】に大きく有利なのがストレスフリー。 【キリコ】は有利な気でいるが、実は1回しか当たったことがない。

  • ガン有利:【ライゾウ】【フュージョン
  • 有利:【Bロマ】【キリコ】
  • 微有利~五分:【ドロマー超次元】【リース超次元】【武者】
  • 不利:【トリガーデストラーデ】【速攻】(←?)

【ラッカ超次元】との比較

最近流行ってるっぽい【ラッカ超次元】との違いを考えてみる。

想定レシピ。

note.com

良い点

2マナの《ピピッピ》《ウィスパー》採用により、4ターン目にシールドを全て割り切る上振れムーブが可能。 【ライゾウ】はもちろん、【キリコ】【Bロマ】なども速度で轢ける。

《リーフ》が出せれば、【ドロマー超次元】のハンデスも何のその。 ツクモ》のバウンスも大型サイキックによく刺さる。 バウンスメタの《キル》から入ってくるなら、《ボルホ》で焼いてもいいしなんならそのまま殴り切れる。

めちゃくちゃ速いので周回プレイにも向いている。

悪い点

トリガーが弱い。ほぼこれに尽きると思う。

【ライゾウ】相手に《アカギ》を踏まされて攻め手が鈍った場合、《ライゾウ》着地を許してしまうことがある。 《コルテオ》が入っていれば《ライゾウ》トリプルを食らってのカウンタープランも取れるが、赤青だとキツイ。

【リース超次元】への勝率も、比較すると劣っていると思う。 リースはリースでトリガーが多めなので、速度で押せないこともしばしば。 《ジョン》を《ツクモ》で返し《ピピッピ》で殴ったら、《タイガーグレンオー》を踏んで《GENJI》が出てきたことがある。 即爆発した。

ヤヌス》がぐるぐる回るとちょっとドロー過多になる。 とはいえ、2マナ圏で細かく動けるのでそこまで問題ない。

おわりに

遊びのつもりで使ったら強すぎて笑ってしまった。 《オーフレイム》は14弾で最も出世したカードだと思う。 これも全て《ヤヌス》のおかげ。新入りと組んで同期を見返してやれ!

それはそうと、ADが全然勝てなくて困っている。 アイツをもう一度活躍させたいんだけどなぁ。

【デュエプレ】ミケガモ流・デッキの組み方講座

はじめに

この記事ではミケガモがデッキ構築で意識していることを説明する。 内容が完全に正しい保証は無いが、少なくとも「ミケガモっぽいデッキ」は組めるようになると思う。 長くなりすぎないよう、なるべく簡潔かつ具体的に書いていく。

原則All Divisionを想定している。 New Divisionでも理論は同じだが、ADよりも自由度が低いため「完成度の高いデッキ」を作るのが難しい。

具体的なカードについては↓の記事を参照。

mikegamo.hatenablog.com

概要

デッキを1から構築するときの流れは、大まかに以下の手順で進める。 横に書いてあるのは、各ステップまで来た時の目安の枚数。

  1. メインカードを決める:4~8枚
  2. デッキの用途を定める
  3. ゲームメイクを考える:8~12枚
  4. 相性のいいカードを探す:14~22枚
  5. デッキを回すカードを入れる:25~34枚
  6. 要素チェックしながらバランスを取る:36~44枚

1.メインカードを決める:4~8枚

まず、自分が使いたいカードを決める。

これに関しては本当に何でもいい。 環境に刺さっていそうだから、効果が面白いから、 昔使っていたから、イラストがかっこいいからなど、理由はどんなものでも構わない。 その情熱を、デッキが完成するまで大事に持ち続けるべし。

皆の「魂のカード」、教えてくれ。

ちなみに、「とにかく勝ちたい」とか「遊べるデッキを手早く知りたい」といった動機でデッキを欲する場合は、既存のデッキレシピを完コピするのが良い。 YoutubeTwitter攻略サイトやブログ・noteなど、探す手段はいくらでもある。

2. デッキの用途を定める

デッキを組み始める前に、作ろうとしているデッキの用途をハッキリさせておくのがよい。 これを先に決めておかないと、 構築中にコンセプトが迷子になったり、せっかく作っても手に馴染まなかったりする。

完成するデッキの戦闘力に注目すると、用途は大まかに以下の3タイプに分けられる。

  1. そのカードがデッキ内で最も活躍することを重視する(カジュアルマッチ用)
  2. 可能な限り強い構築を目指す(ランクマッチ用)
  3. 勝敗を意識しない(鑑賞用)

カジュアル用

オリジナルデッキを作るときは、基本的にカジュアル用、すなわちそのカードの活躍を重視した形を目指すのが良い。

「使いたいカードが主役になっていてまあまあ勝てる」というデッキこそ、 そのカードの良さが最大に引き出された状態だからである。 普段このブログで紹介しているレシピも、大半がカジュアル用に該当する。

カジュアル路線で気を付けるべきなのは、 「メインカードを使う機会を減らすカードを積まない」ということ。 主役の良さを塗り潰してしまうようなカード(環境レベルのカードがしばしばこれに該当する)は入れないことを勧める。

ランクマ用

ランクマ用のガチデッキを目指すには、そのカードの素質と、プレイヤーの覚悟が必要となる。

カジュアル思考で組んだデッキがランクマで通用するならハッピーだが、それができるのは一握りのパワーカードだけ。 環境外カードをランクマで使いたいなら、拘りとプライドを捨てて、強いカードとの共演を許す。 ただしその場合も、選んだカードをプレイする機会のある構築かどうかは吟味すべし。

環境で戦える可能性を高めるには、最新環境で一定以上の強さがあるデッキ基盤に組み込むのが良い。

観賞用

鑑賞用は最も簡単。

40枚を自分のやりたい要素で埋めていけばいい。 100回に1回でも決まればいいコンボや、見た目重視のファンデッキを組むときにはこれでOK。

3.ゲームメイクを考える:8~12枚

デッキの用途を決めたら、いよいよ構築に入る。

はじめにやるべきは、大まかなゲームメイクを考えること。 端的には、「フィニッシャーを決める」と言い換え可能。 この段階で、デッキの核となる8~12枚が決定する。

メインカードがアタッカーの場合

メインカードに十分決定力があって、ゲームメイクに困らなそうなら、このステップは不要である。 何も加えずに次に進めばよい。

メインカードが非アタッカーの場合

使いたいカード単体では決定力が無いとき、具体的には

  • 4マナ以上なのにW・ブレイカーを持っておらず、勝ちに繋がるコンボも特に無い
  • 何かのサポートカードやコンボパーツ、もしくは呪文である

という場合、 次のステップに先んじて、メインカードとシナジーを持つアタッカーがいないかどうか探す。 ここで相性の良いフィニッシャーが見つかれば丸く収まるが、大抵は難しい。

昨今では、ゴッドカードおよびサイキック・クリーチャーが汎用フィニッシャーとして起用可能。 デッキが乗っ取られないようにだけ注意。

4. 相性のいいカードを探す:16~22枚

メインカードと勝ち方を決めたら、次はそれらと相性の良いカードを探してデッキに入れる。

主に、

  • メインギミックとシナジーを持つもの
  • 主役カードと相性補完できるもの

という、2つの視点でカードを探す。 進化クリーチャーの進化元カードが入るのもこのタイミングとなる。 ここまでで15~22枚のスペースを埋められると良い。

このステップは、構築者のセンスがモノを言う。 カードリストをじっくり眺めたり、色々なデッキレシピを見たりして、引き出しを増やしておくべし。

良いカードが思いつかない場合は、 カードリストの検索機能で何かしらのキーワード(破壊、マナゾーン、コスト など)を検索すると、 見落としていたカードに気付けるかもしれない。 ちなみに、公式HPのカードリストにのみ、クリーチャーのパワーを指定して検索する機能が付いている。 《大昆虫ジェネラルマンティス》や《緑神龍バグナボーン》などのパワー参照効果の考察に役立つ。

ここまでで10枚前後しかカードが決まらないときは、アイデアかカードプールのどちらかが不足している。 逆に、この時点で30枚を超えるカードがリスト入りしているときは、コンセプトがパンク気味。 どちらの場合も、コンセプトやゲームメイクを考え直すのが望ましい。

ここまでで構築の価値は7割決まる。頑張ろう。 この時点でレシピがパワーカードで埋め尽くされていれば、強デッキになる可能性を秘めている。

5. デッキを回すカードを入れる:25~34枚

ここまでで、デッキの方向性がある程度固まったはず。 次はそれを実戦で実現するためのカード、 すなわちデッキを回すためのカード(デッキエンジン)を考える。

ここで入るのは、主に手札補充やマナブーストのカードである。 マナ回収、墓地回収、墓地肥やしは、欲しいと思ったら入れる程度で良い。

デッキエンジンまで整備されたテーマデッキなら、それに従うだけでOK。 そうでない場合には、汎用カードで枠を埋める。慣れてくると流れ作業だ。 ここまでで、デッキの大まかな動きとデッキパワーが決まる。

ドローソース

手札補充カードは最低7枚以上。10~12枚程度あると安心。 なお、ここでの手札補充はキャントリップ(出た時ドロー系)も含む。

デュエプレは殴るデッキが強く、コントロールが弱い傾向にある。 対コントロールの比重を下げて、キャントリップ系だけで回す手もある。

高速で殴り切るデッキほど、ドローを少なくしてよい。 《口寄》などの大量ドローカードを積むなら、ドロソの総枚数は抑えめでもよい。 7マナ以上溜めたいデッキでは、1枚で複数ドローできるカードを積むが吉。

終盤まで2~3マナの小型カードを連打して戦うなら、ドローカードを過剰に積む。 逆に、6マナ以上の大型カードを多くプレイするなら、ドローカードは少なくてもよい。

デザイナーズデッキの場合、専用ドローエンジンが配られていることが多いので、それを有難く使おう。

例外的に、手札補充が少なくても成り立つデッキとして、以下のようなものがある。

  • 速攻
  • ゴッドカードが多い
  • マナブーストがとても得意
  • 手札以外からの踏み倒しが可能
  • 4マナ付近でゲームエンド級のクリーチャーをプレイできる

マナブースト

使いたいカードが5マナ以上の場合、マナブーストを検討する。7マナ以上なら何らかのブーストは必須。

2~3マナの軽量ブーストは、入れるなら最低6枚、安定させるなら8~10枚。

4マナ以上の中・重量ブーストは4~7枚程度。 1種類のカードを4積みすると腐る場面が増える。

6. 要素チェックしながらバランスを取る:36~44枚

詰めとして、デッキのバランスを取りながら40枚に仕上げる。

構築はほぼ終わっているが、一番気を使うところでもある。 このステップが構築の完成度を左右する。

チェックしておきたい要素を、優先度の高い順に挙げていく。

サブプラン確保

メインカードを引けなかったり、除去を連打されたときにも戦えるように、 勝ち筋となるカードをメイン・サブ合わせて8枚以上デッキに積んでおく。

サブフィニッシャーは、メインの取り巻きと組ませやすいものが望ましい。 メインカードとは直接的なシナジーがなくても良い。

カジュアル用なら、メインカードを食い潰さないように多少気を使おう。 ランクマ用なら、四の五の言わずに強カードを積む。

色確保

色事故を起こさないように、各文明の枚数バランスにも気を配る。

各文明を何枚積むかは、その文明で最初に使うカードのコストで決めると良い。 下表は、最初にプレイするカードのコスト(最小コスト)と、それを安定させたいときに積む最低枚数の目安。

最小コスト 枚数
2 15枚
3 14枚
4 11枚
5 9枚
6~7 7枚
8~ 4枚

多色カードを入れる場合、デッキ内に6~12枚程度が目安。 速いデッキほど、多色カードは減らしたほうが良い。 コンボ要素の強いデッキも、多色を入れすぎないように気を付ける。

基本戦術への対処

このゲームにおける基本戦術、具体的には「速攻」と「ブロッカー」の2つを対処できるかを検討する。

速攻に勝てないデッキはデッキではない。 速攻は、「プレイヤーを攻撃して勝つ」という最終目標に対して最も忠実なデッキだ。 ゆえに、それに全然勝てないようでは、ゲームのスタートラインに立てていない。

また、ブロッカーで詰んでいても話にならない。 負けないために身を守る、という発想から一番に出てくるのがブロッカーというシステムである。 それを全く越えられないようでは、勝つ気があるのか疑わしい。

速攻対策は、相手の1~3コストのアタッカーを漠然とイメージして対策すればOK。 トリガーやブロッカーの枚数で対抗しよう。

ブロッカーは、速攻用カードに比べるとカードの性質が多様。 メジャーな仮想敵を頭に置いて、それへの対抗策を準備したい。

なにも、速攻やブロッカーデッキに有利を付けろとはまでは言わない。 苦手でもいいから、何かしらの対抗策を備えておけという話である。 そうしないと、ベーシックデッキにすら負けうる情けないデッキになる。

トリガー確保

トリガー枚数の目安は9~15枚。 トリガーに偏重したデッキの場合、20~25枚くらいまで増やしても良い。

《フェアリー・ライフ》などの非有効トリガーは、0.5枚換算が目安。 デッキを構成する各色から、それぞれ1種類以上トリガーを採用するのが理想。

デュエプレは古の紙環境に比べ、殴るデッキが強い。 意識的にトリガーを多めに積むのが吉。

トリガーカードは基本的に、色合わせとカードパワーを考えて入れれば良い。 進化クリーチャーが入っていて、かつデッキ内のそいつの進化元が重い場合、 その種族のマイナートリガークリーチャーが入るかもしれない。

マナカーブについて

一般的には、デッキ内のコストを散らし、どのマナ帯でもマナを使い切ってプレイできるようにするのが良い。 効果で相性の良いカード同士がマナカーブでも噛み合っていると芸術点が高い。

しかし正直なところ、アグロと戦えさえすれば、マナカーブにこだわり過ぎる必要はない。

多色カードが多いデッキでは、マナカーブを綺麗に刻むのは難しい。 「多色を埋めるターン」を設定して、3→5→5→7のような繋ぎ方を想定してもいい。

普通のデッキなら、対アグロを意識して、3マナ以下のカードを最低10枚は積みたい。 ただし、【天門】【トリガービート】に代表されるビートダウン殺しのデッキや、 【連ドラ】のような構築の縛られるデッキの場合、これを守らなくても良い(むしろ守れない)。

全体を通して意識しておくこと

ステップごとの解説で書き洩らした要素を拾っておく。

色の構成

デッキカラーは、3色を目安にすると良い。 入れたいカードの文明が広くバラけていたり、逆に特定文明に偏っていたりする場合はこれに限らない。

高速デッキでは文明数を減らして安定感を出す。逆に低速デッキでは文明数を増やして対応力を上げる。

全ての文明をバランス良く積む必要は無い。4~5色の場合はむしろ、多少傾斜をつけたほうが良い。 先述した通り、軽量カードを入れたい文明は多めに、重量カードしかない文明は少なめに積む。

他カードとの差別化

ライバルとなり得るような、近い役割のカード、もしくは上位互換に近いカードがあるかどうかに気を配る。 特にカジュアル用の場合、デッキの満足度を高めるために重要である。

手強いライバルカードが見つかったら、順番に「効果・色・コスト・種族」に注目。

  • 効果が少しでも違うなら、それを強調できるようなコンセプト・周辺カードを考える。
  • 色が違うなら、ライバルカードの色を入れない構築を検討する。
  • コストが違うなら、使いたいカードのコストの前後に、組み合わせて使いたいカードがあるか探す。
  • 種族が違うなら、進化や《ペトローバ》を活かす。

スペック負けの度合いが大きいほど、構築全体の歪みも大きくなる。 どこまで割り切れるかはプレイヤー次第か。

↓ 差別化に頭を悩ませる例。

mikegamo.hatenablog.com

アーキタイプを意識

ビートダウン、コントロール、コンボの各アーキタイプに対して、満遍なく戦えるのが理想。 要素チェックの所でも述べたが、速攻に一切勝てないのはNG。 逆に、コンボは形態が多様すぎるため、対策の優先度は低い。

環境を意識

カジュアル用のデッキを組むにしても、 ゲームスピードやパワーライン、環境にいるフィニッシャーの特性くらいは大雑把にでも意識した方が良い。

特定の環境デッキのギミックが厳しいと感じたら、カードパワーの高い新しめの弾を探すと、対抗策が見つかるかもしれない。

環境を意識しすぎて本筋の構築が歪まないように注意。 カジュアル用の場合、無理デッキが何個か発生するのは仕方ない。

進化元の枚数

進化元は、進化クリーチャーの枚数の2倍以上が目安。 進化Vは、各進化元を2倍以上の枚数ずつ積む。 進化GVは特殊で、進化元が20枚以上あれば十分。

メインギミックと無関係の進化クリーチャーを入れる場合、 その進化クリーチャーを2積みし、特に優秀な進化元1種を4枚だけ積むというのもアリ。

枚数調整

そのカードを何枚積むのか。 トリガーやメタカードはこの法則によらない。

4枚

4枚は、必ず引きたいカード、または最速でプレイしたいカード。

5マナ以下かつ相手によらずプレイしたいものは4積みする。 6マナ以上でも、コンセプトカードなら4積みしていい。

古のデュエマでは重量級フィニッシャーは3積みがメジャーだったが、 デュエプレでは探索のせいでサーチ・回収がままならないこと、 インフレ適応のため最速降臨を狙いたいことから、4積みが良いケースがある。

ちなみに、「《フェアリー・ライフ》は4枚以外ありえない」と言われることがあるが、 《ヤッタルワン》《青銅》などの他のブーストカードをメインにして《ライフ》を補助的に使うなら、2~3積みも全然アリ。

3枚

3枚は、積極的にプレイしたいがなくてもなんとかなるカード、または使うのに下準備が必要なカード。

4積みしてみたら腐ったとか、スペースの都合で削らなければならないとかで3枚になることが多い。

2枚

2枚は、時々プレイできればいいカード。

相手を選ぶカード、サブフィニッシャーなどが該当。 《解体人形ジェニー》《腐敗勇騎ガレック》などが代表的。 同コスト帯に、3~4積みするメインの選択肢を用意しておきたい。

1枚

1枚は、サーチ手段があるカード、何かの5枚目としてのカード、かなり腐りやすいがどうしても入れたいカードなど。

探索の仕様により、「銀の弾丸」戦法はデュエプレでは通用しにくい。ゆえに、最頻値が1積みとなるカードはとても稀。 《リバース・チャージャー》《バザガジール・ドラゴン》などがこれに該当するか。

構築の〆

用途に見合った場で5回程度使ってみて、それなりに勝負になるようなら完成。 特定の戦術に弱すぎることが発覚するか、もっと相性の良いカードをひらめいた場合には、デッキレシピを弄りに行く。

個人的な目安だが、カジュアルマッチで勝率4割を切るようなデッキになってしまったら、それはお蔵入りにする。 デッキ構築の基本を押さえていて、なおかつカード資産が整っていれば、そうそうおかしなことにはならないはず。

また、カジュアル用なのにメインカードを全然プレイできないときは、デッキ構想自体に無理がある可能性が高い。 ステップ1~3に立ち戻って考え直そう。

構築の具体例

最後に、自分が組んだデッキで構築の具体的な進め方をなぞってみる。 ここで選んだ2デッキは、構築にほどほどに苦労していて、なおかつ作成過程を説明しやすいものである。 他のデッキも大体がステップ通りに説明できそうだが、全てが説明可能かは分からない。

選んだデッキその1、【バグナボーン】。

mikegamo.hatenablog.com

その2は【ブロークンハルクーン】。

mikegamo.hatenablog.com

ステップ1:メインカード選定。

左は《バグナボーン》を使うデッキ。 右は《ブロークン・ホーン》と《ゴーゴンシャック》で呪文メタを張るというコンセプト。 用途はどちらもカジュアル想定(ステップ2)。

ステップ3、ゲームメイクの想定。

《バグナボーン》は比較的高パワーで殴りが効くため、特に何もしない。

《ブロークン》は単体だとフィニッシュできない。 《ブロークン》を残したまま殴っていきたいので、《ハルクーンベルガ》を採用。 この後でさらにゴッドを2種類追加し、攻撃力を高めている。

ステップ4、相性の良いカードを探す。

《バグナボーン》は、踏み倒し先を《エリクシア》《ダクマバルガロウ》にした。どちらもSRなので、2-2で妥協している。 《バグナボーン》と踏み倒し先をSA化する《ペンチ》。 《バグナボーン》含め高コストカードが多くなりそうなので、次ステップに先んじて《ギフト》を入れた。

《ブロークン》の方は、《ハルクーンベルガ》で丁度W・ブレイカーになれて、序盤の動きを安定させられる《ウルコス》。 《ブロークン》《ゴーゴン》は対コントロール用のカードなので、相性補完として対ビートダウンに強くてアタッカーにもなれる《金剛修羅王》。

ステップ5、デッキを回すカードを入れる。

《バグナボーン》はブーストカードを中心に整備。 ビーストフォークが増えたのと、ドローソースが全くなかったので《二角牙》を投入。 ここでサブプランも1つ増えることに。 手札が増えるカードが《二角牙》《ダクマ》の4枚しかない危険な構築だが、ブーストが得意なのと、 《バグナボーン》が手札を使わずに盤面展開できるおかげで何とかなっている(本当はもっと増やすべき)。

《ブロークン》を2→4で出したいので、《ライフ》を投入。 ここまでドロソがほぼ皆無。種族がばらけたクリーチャーデッキなので、《口寄》をメインドロソに選定。 念のため《G・A・E》まで入れて、cipドロソが5枚、アタックトリガーまで含めて9枚。

ステップ6、微調整。

《バグナボーン》は、場からクリーチャーを除けられる《サーファー》をタッチで積むことにした。 赤をもう1~2枚積めるとベストだが、《ペンチ》が必須なわけでもないのでこのままにした。

《ブロークン》は、ブロッカー対策と除去も兼ねて《バリスパ》《サーファー》をトリガーに選んだ。残り1枠は適当でいい。

おわりに

友人に、「とりあえず組んで、回しながら調整することはあるか?」と聞かれたことがある。 これに対し、自分はNOと答えた。 自分の場合、デッキを組んだ時点でコンセプトはほぼ完成している。

完成度に満足していない場合というのは、ひらめきが不足しているか、環境に合っていなさすぎるか、 そもそもカードプールが不足しているかである。

もっとも、回しながら既存レシピを微調整するのが上手いプレイヤーもいるので、これは単に得意不得意の問題かもしれない。

余談

《バザガジール・ドラゴン》は、コストが重い上に、ターン終了時に手札に帰ってくるカードである。 同時に2枚引くと腐りやすいため、1積みが最適解となる数少ないカードだ。

これに関連して話したいことがある。

2020年9月に開かれた「デュエプレ×にじさんじコラボ」の際、 「優勝者が全デュエプレユーザーにSRの何かを1枚配れる」という趣旨で、「にじさんじコラボ記念杯」が開催された。

このとき、デュエプレを段違いにやり込んでいて、デュエプレ公式放送にもたびたび招待されている加賀美ハヤトは、 配布希望SRとして《バザガジール・ドラゴン》を選んだ(当時は5弾環境)。

当然というべきか、他ライバーからは「渋い!」とコメントされていた。

しかし、1枚だけ配布という企画の主旨を理解した上で、1積みで十分機能する《バザガジール》を選ぶセンスに私は唸った(本人も「1枚あれば嬉しいかなと思って」とコメントした)。 それ以来、私は加賀美ハヤトのファンである。

皆さんだったら何を選ぶだろうか。私は当時なら、《光翼の精霊サイフォス》か《ルナ・ブリッツホーク》、《口寄の化身》のどれかを配りたい。

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デュエプレ 構築に便利なパーツ集【DMPP-14】

最終更新:DMPP-14

はじめに

どういうカードでデッキを埋めたら良いのかわからん!という人向け。 これ抜けてるよ!というのがあったらコメントください。

デッキ構築のセオリーは↓の記事を参照。

mikegamo.hatenablog.com

手札補充・調整

デッキエンジンとなるパーツ。

複数ドロー

上手く組み込めるとハッピーなのは↓

  • 《口寄の化身》
  • 《機械提督デリンダー》
  • 《天雷の導士アヴァラルド公》 :呪文20枚以上
  • 《アクアン》 :白黒30枚以上
  • 《進化設計図》:進化クリ12枚以上

殴るデッキなら、少し構成を曲げてでも↓を組み込むとよく回る。

  • 《アストラル・リーフ》
  • 《エンペラー・マルコ》

そのほか、性能的に恵まれているのは↓

  • 《のろいとテラーの贈り物》:自壊コントロール
  • 《知識の精霊ロードリエス》:ブロッカーデッキ
  • 《封魔妖スーパー・クズトレイン》:破壊や自爆が多いデッキ

~~~~~~~~ 積極的に採用したいかどうかの壁 ~~~~~~~~

デザイナーズエンジンが無く、↑のドロソたちも積みにくいデッキで手札を増やそうと思うと、結構難しい。

純粋なドローソースとしては↓。 しかしデザイナーズエンジンや↑のカード群と比べるとスペックで見劣りする。

  • エナジー・ライト》
  • 《トリプル・ブレイン》

構築依存かつドロー数が過剰になりがちなカードとして↓

  • 《ストリーミング・チューター》
  • 《プリズム・ブレイン》
  • 《魔弾オープン・ブレイン》
  • 神羅リザード・ムーン》

そのほか、癖強めのカードとして↓

  • 《フォーチュン・ボール》
  • 《邪魂創世》
  • 《雷鳴の守護者ミスト・リエス
  • 《ハッスル・キャッスル》
  • 《鎧亜の剣邪ミストジアス》

キャントリップ

最軽量キャントリップは3-2000。ただし最近はキャントリップというだけで採用されることは少ない。 《青銅の鎧》《霊騎幻獣ウルコス》も、ノーチャージという選択を取れば近い役割を持てる。

  • 《クゥリャン》
  • 《アクア・ハルカス》

4~5マナ帯は質の高いキャントリップがいる。 《スペクロ》は結構強いはずだが、《デリンダー》と《ビューティシャン》が優先され使用率が伸びない。

  • 《猛菌恐皇ビューティシャン》
  • 《剛撃電磁サイバゴン》
  • 《スペース・クロウラー》
  • 《腐敗電脳アクアポインター》ほか
  • 《超次元エナジー・ホール》
  • 《超次元ドラヴィタ・ホール》
  • 《超次元リバイヴ・ホール》

対象を限定したサーチは、探索でも狙ったカードを持ってこれる。 サーチ対象の入ったデッキではおすすめ。

  • 《ボルット・紫郎・バルット》
  • 《進化の化身》
  • 聖霊竜機ボルシャリオ》

軽量で手札を整えるカードとしては以下がある。 紙で自由度の高い《ディメンジョン・ゲート》《ロジック・キューブ》は、探索仕様のため非常に使いづらい。

  • 《未来設計図》
  • 《次元の霊峰》
  • 《エマージェンシー・タイフーン》
  • 《シークレット・クロックタワー

マナブースト

インフレが進んでいるため、ブーストで目的のカードを早出しするのが大事。

軽量ブースト

2マナブースト《フェアリー・ライフ》が鉄板。 5枚目以降としては《鼓動する石版》が基本で、 クリーチャーであることを活かせるなら《ホッピ・ルッピ》

《ダーク・ライフ》《蒼剣 クサナギ・ブレード》は多色で取り回しが難しいので、それぞれの特色が活きる構築でのみ採用すべし。 《シビレアシダケ》《幻緑の双月》《大冒犬ヤッタルワン》は手札消費が激しいのがネック。 速攻相手に無理やり打点を揃えるのが役割。

3マナブーストは、クリーチャーの《青銅の鎧》《霊騎幻獣ウルコス》が優秀。 【5cコントロール】なら《フェアリー・ミラクル》

ブースト+αの効果を持つ、以下の緑3マナブーストも場合によって検討。 《ライフ》を4枚積んだ上で、《青銅》よりも上手く運用できるなら採用。

  • 《翔天と天恵の声援》
  • 《ブラッサム・シャワー》
  • ガーデニング・ドライブ》
  • 《お清めトラップ》
  • 《パワー・チャージャー》

緑抜きのデッキでブーストを狙う場合、3コストチャージャーが重宝される。 特に《コメチャ》はアドを取れる可能性を秘めているのが優秀。 青には3コストチャージャーが存在しない。白の《ソラチャ》もちょっぴり貧弱。

  • 《コメット・チャージャー》
  • 《ロスト・チャージャー》
  • 《ボーンおどり・チャージャー》
  • 《クルセイド・チャージャー》
  • 《ブラッディ・チャージャー》
  • 《XX・チャージャー》
  • 《ソーラー・チャージャー》

中~重量級ブースト

4マナ以降はアドを取りながらブーストするカードが好まれる。

  • 《ブレイン・チャージャー》《クリムゾン・チャージャー》《リバース・チャージャー》
  • 《勇猛護聖ウォルポニカ》
  • 《無頼魔獣ギガヴォル》
  • 《無頼聖者スカイソード》《腐敗無頼トリプルマウス》
  • 《超次元フェアリー・ホール》

6~7マナ帯のブーストカードは、一気に10~15マナ付近まで伸ばすものが多い。

コスト軽減

6マナ以上を早出しする手段の一つが《フェアリー・ギフト》。 ただし、手札消費が激しく要求値も高いため、万能ではない。

コスト軽減クリーチャー(例:《深塊炎霊ロミュナス》)はブーストの代わりになりうるが、 除去されると効果がなくなるためリスクが高い。 そのリスクを背負ってでも強いと言えるのは、

  • 2マナ以上軽減できるカード
  • 軽減対象を1ターンに2枚以上プレイできる構成

のとき。

墓地肥やし

墓地は直接アドバンテージにならないゾーンなので、 何かをしながら墓地枚数を増やすカードが好まれる。

ブーストを兼ねるのは↓

  • 《ロスト・チャージャー》
  • 《ボーンおどり・チャージャー》
  • 《無頼魔獣ギガヴォル》

手札交換を兼ねるのは↓

  • 《エマージェンシー・タイフーン》
  • 《ブレイン・タイフーン》
  • スクランブル・タイフーン》

展開できるのは↓

  • 《幻槍のジルコン》
  • 《ダンディ・ナスオ》
  • 《流砲 ハイドロ・バズーカ》
  • 《封魔フォルカロル》
  • 《竜音のゼクス
  • 《フェイト・カーペンター》 ←弱い

永続的に墓地を肥やすのは↓

  • 《蒼神龍ヴェール・バビロニア》←ちょっと重い
  • 《魔獣ヤミノシーザー》 ←呪文デッキに限る
  • 《封魔ロノヴェル》 ←ちょっと弱い
  • 《死胞虫エンリッチ・ワーム》←弱い

その他、汎用性を落としてよいなら↓

汎用フィニッシャー

ゴッドカードや超次元のおかげで、 フィニッシャー不足に悩まされることも少なくなった。

ゴッドカードは《ヘヴィ・デス・メタル》《ゼンアク》《ゲキメツ》 が強力。 《G・A・E》《金剛修羅王》《至高無上神》のようなマイナー寄りのゴッドも検討していい。

サイキック・クリーチャーは、大型なら↓

  • 《グレート・チャクラ》
  • 《ランブル・レクター》
  • 《ボルシャック・メビウス
  • 《ディアスZ》

小型なら↓

ゴッドでも超次元でもない通常クリーチャーでは↓

ただし、フィニッシャーをこれらのカードに頼るとオリジナリティは薄れがち。 特に《ヘヴィ・デス・メタル》は「リンク=勝ち」のようなものなので、他に活躍させたいカードがある場合は慎重に。

フィニッシャーとはちょっと違うが、 詰め性能が高い《霊翼の宝アルバトロス》は一種のエンドカードとも言えるかも。

自軍強化

自分のクリーチャーを強化するカード。 特にクロスギアは、主役カードの役割を食わず、除去もされにくいのでオススメ。

スピードアタッカー

アタックトリガーを発動したいカードは、《炎刃 イダテン・アクセラー》でSAを付与するのが大正義。 ドラゴンorサムライ限定だが、《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》は軽減とパンプまで乗るのでさらに強い。

他にSAを付与できるカードは↓

  • 《マイキーのペンチ》
  • 《キリモミ・スラッシュ》

パワーアップ

パワーが物足りなく感じた場合は↓

  • 《鬼装 オーガ・フィスト》
  • 《将騎 センジン・スタリオン》
  • 《光器ペトローバ》
  • 《緑神龍ハルクーンベルガ》

ブロッカー対策

赤入りでガツガツ殴るなら、《熱刀 デュアル・スティンガー》が永続的に睨みを効かせられるので強力。 《イダテン》か《マッハアーマー》、そしてそれらをサーチする《バルット》までセットで。 《コメチャ》《キル・ホール》などもブロッカー破壊だが、仮想敵《ミルザム》には無力。

クリーチャーにこだわるなら、《腐敗勇騎ガレック》《無頼勇騎ウインドアックス》。 《爆竜GENJI・XX》は超強い。カジュアルデッキに組み込むとメインカードが食われる。

白入りなら《ホリスパ》《バリスパ》《コルテオ

赤も白も無いなら、除去や「ブロックされない」で頑張る。 《イモータル・ブレード》《クズトレイン》のスレイヤー化でごまかす手もある。

S・トリガー

確定除去系↓。手撃ちの除去としても使えるので汎用性高。

  • 《デーモン・ハンド》
  • 《策略と魅了の花籠》
  • 《ヘヴンとバイオレンスの衝撃》
  • ナチュラル・トラップ》
  • 《アクア・サーファー》《キューティー・ハート》

オールタップ系↓。 最後の逆転トリガー、ブロッカー突破、場の一斉処理など。 手撃ちする機会があるなら《バリスパ》>《ホリスパ》。

非確定除去の定番クリーチャートリガー↓

  • 《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》
  • 《火焔タイガーグレンオー》
  • 《戦祭の化身》
  • 《不浄の魔人ジャラ》

採用率や汎用性は落ちるが、トリガー重視のデッキに入りうるのが↓

  • 《清浄の精霊ウル》
  • 《予言者コロン》《転倒専機コロビナー》《ピュアエアリアル
  • 《腐敗妖精ダチュラ
  • 《予言者リク》
  • 《アクア・リバイバー》

ほんのりクセのある呪文トリガーとしては↓

  • 《地獄スクラッパー》
  • 《魔弾アルカディア・エッグ》《デス・チェイサー》
  • 《サイバー・ハンド》
  • 《雷撃と火炎の城塞》
  • 《調和と繁栄の罠》
  • 《アクア・バースター》

《エマージェンシー・タイフーン》《怒流牙 サルトビ》からの《蒼神龍バイケン》も強力。 ただ、何もないところに↑を入れるのはスペースの無駄なので、 墓地肥やしや【ジャイアント】などのサブギミックとして入れるのがベター。

除去

確定除去トリガー以外で汎用性が高いのは↓

  • 《腐敗勇騎マルドゥクス》
  • 《魔刻の斬将オルゼキア》
  • 《超次元ボルシャック・ホール》
  • 《超次元ミカド・ホール》
  • 《魂と記憶の盾》
  • 《執拗なる鎧亜の牢獄》
  • 《炎槍と水剣の裁》

バウンスだと↓

  • 《一角魚》
  • 《封魔バルゾー》
  • 《電脳海王ネオングライド》

ちょっと特殊なものだと↓

ハンデス

汎用と言えるのは↓くらい。

  • 《猛菌恐皇ビューティシャン》
  • 《腐敗聖者ベガ》ほか
  • 《ヤミノカムスター》
  • 《解体人形ジェニー》
  • 《ロスト・ソウル》

番外編:比較的汎用なデザイナーズカード

デザイナーズ性の高いカードの中でも、比較的グッドスタッフ的な運用ができるカードたち。

お題箱回答 22/06/05【デュエプレ】【DMPP-14】

『ババンディメン』

はじめましてお題箱初投函です 誰かしらもう作ってそうですが…よろしくおねがいします

ディメンジョン・ホーンが残ればですが、決まればとても楽しいデッキです 動きとしては序盤マナ加速→ディメンジョン・ホーン設置→クリスタル・フュージョンで16マナ到達して好きな覚醒済みクリーチャーを呼ぶデッキとなっております 決まれば16マナほぼ間違いなく貯まるのでディアボロス・Zを不意打ちで呼び出すこともできます ババンでもいいかもしれませんが、クリフューのほうが不意打ち性能が高い気がします

以下デッキURLになります

拙いデッキと思いますが是非宜しくお願いします

https://odaibako.net/detail/request/dc95a7b9-003c-42b0-b0da-d7f871ceb305

送られてきたレシピ。

頑張って組んだのが伝わってくる。 たくさんコメントしていくが、どうか今の自分の構築センスも大事にしてほしい。


「弱いカード」は入っていないが、デッキとしてはちぐはぐ。これは「成功すれば大きく有意に立てるコンボデッキ」なので、コンボの本流に関係のないカードを減らし、コンボ成立に力を注ごう。

《エマタイ》《サルトビ》《ユキハナ》《バイケン》のマッドネスギミックは、受け札としてはスペースを食いすぎている。 ビート対策をしたいなら《デーモン・ハンド》などの単体で機能するトリガーを、 ハンデス対策したいなら素直なドローソースを入れるのが無難。 《ダライフ》《ダチュラ》《サイン》《バベルギヌス》の墓地利用も本流とは無関係。

代わりに入れるべきは、ブーストとドロー。《ババン》の8マナを目指すようなデッキは、2~3マナ帯のブーストを8枚前後、4~6マナ帯のブーストを6枚前後積みたい。

カード性能で見れば《ババン》は《クリフュー》の上位互換。 不意討ちしたいのなら、《ババン》をマナに埋めず手札に持っておけばいい。 《クリフュー》は《ヤミノカムスター》《マインド・リセット》などで落ちるので、手撃ちで使うにしても《ババン》より弱い。 「《ババン》持ってないから」を理由に《クリフュー》を使うのでも別にいいじゃないか。

ということでこんな感じ。元がNDだったのでNDで。


『ババンディメン』はデッキビルド杯に投稿している人がいた。比較的素直な構築であるこの辺りも参考にすると良いと思う。

カラーリングとしては、《ディメンジョン・ホーン》をスピードアタッカー化できる赤が人気。 《ディメン》先出しが必須でなくなるのと、場で1ターン生き残らなくてもよくなる。

公式レシピ。

かといって、黒入りが全くダメとも思わない。 コントロールで時間を稼ぐという発想もナシではないから。

でも赤入れて《キリモミ・スラッシュ》なら《ディアボロス》2体出せるかもしれないんだよね。無難なのは赤かなぁ。

『軽減オーロラ』

フランツorミルアーマ→逆転のオーロラ→なんか強い動きってコンセプト組めますかね? このカラーかつバイオレンスフュージョンの劣化にならない動きは、5ターン目10マナでコスト5超次元呪文2連打ジョンタッチャブル4体、次のターンバリアントバデスぐらいしか思いつかなかったです。弱そう。 https://odaibako.net/detail/request/55ed47cf-d0f7-4963-b65f-690515eca0d5

《オーロラ》入れてる時点で緑入りなので、普通に軽量ブースト呪文撃てばよくねって話。

どうしても《フランツ》らを使うのなら、1ターンで複数の呪文を撃つギミックにすべき。 それこそ、5t目に8マナになるように調整して《エナホ》2連射とか。 これなら、《フランツ》《ミル・アーマ》が打点になるので《ライフ》との差別化にもなる。

《オーロラ》を撃つからには《ラスト・アヴァタール》《ガブリエラ》などのギミックも入れて、こんな感じに仕上げてみた。

回した感想:

《オーロラ》を撃つタイミングがほぼ無い。 ビート相手には絶対に撃てないし、コントロール相手も最近は超次元で殴られる。 《獄門》《イングマール》のような必殺技も無いので、《オーロラ》後に戦況をひっくり返すのが困難。 総じてリスクリターンが見合ってない。

『黒トリーヴァホーガン』

いつも動画とブログ楽しませていただいてます。 サイバー・G・ホーガンを切り札にした構築が難航しています。ミケガモさんならどのような構築にするのか知りたいです。よろしくお願いします。

https://odaibako.net/detail/request/20a33d95-e371-4177-b04a-05b982701647

指定がないのでADで組ませていただく。

とりあえず、

  • 準フルクリ構築
  • 7マナの強いクリーチャーを入れる

からスタート。

7で強いカードとして浮かんだのが《PG》。 そして《ホーガン》との相性が良い《バベルギヌス》。 緑は絶対に入るので、この時点で白青黒緑の4cになる。

7帯が多いなら、3→5→7意識で《トリプルマウス》などが入る。 4→7できる《リトルアイズ・グロース》も欲しい。

ということでこんな感じ。 《デストラーデ》はむしろ差別化対象なのだが、シールド補充があまりにも強すぎるた刺しておいた。連鎖付与は狙ってない。 エアプなので、回して適当に改良してほしい。

『赤青ヤヌス次元ビート』

5マナ超次元呪文で《冒険の覚醒者ジョンジョ・ジョン》狙いだと墓地進化組の速度に追いつかないな~って思ってたら《超次元オーフレイム・ホール》でいいじゃんってなった件。

ということでついでに《時空の魔陣オーフレイム/破壊陣の覚醒者オーフレイヤー》も使うことを考えて組んだら、予想以上に戦える構築ができたので現状のレシピを提供します。ブラッシュアップを期待しています。 《時空の戦猫シンカイヤヌス/時空の戦猫ヤヌスグレンオー》はうっかりしてるとSA付与またはループ覚醒でリーサルの打点が足りてたのに出し忘れるプレミを誘発しやすいのは玉に瑕と思います。

https://odaibako.net/detail/request/e17b9c37-4938-4fd1-9731-55ff54f1b64d

送られてきたレシピ。

元がNDのレシピだったのでNDで。

この構成で《ヤヌス》を入れるなら《ボルホ》《メビウス》もセット。

ドロー過多、バウンスもやや多すぎるので《エナスパ》OUT。 《オーフレイム・ホール》は3でもいいかもしれない。

後はそんなにいじらなくていいと思った。

ミケガモver。

追記:

赤青ヤヌス次元ビートの原案提出者です。お題箱回答の記事(ttps://mikegamo.hatenablog/.com/entry/odai_220605)では「《オーフレイム・ホール》は3でもいいかもしれない。」とありますが、その形でも4投必須でいい気がするんで問題なければ記事の修正をお願いします。

回答時点ではGENJI未所持となっているので机上論では準バニラ呪文と高をくくっていたための記述と思いますが、使うとわかる高性能呪文だと思いませんか?

mikegamo.hatenablog.com

ちゃんと使わせてもらったぞ。 確かに《エクストラ》→《オーフレイム》が強いから4でいい。

執筆時点では、

  • 《ウィスパー》《リーフ》や《ピピッピ》《ウィスパー》といった4マナの動きが他にもある
  • 《ボルホ》を入れたから超次元過多になるかもしれない

という考えで《オーフレイム・ホール》の数を調整する可能性があると思っていた。